STRAIGHT OUTTA COMPTON | Just for a Day: 小林真里ブログ

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映画監督/映画評論家 小林真里(Masato Kobayashi)です

先週は世界的なポストロックバンド、MONOのヒデキさんとランチ。
MONOは間もなく、南米アルゼンチン&ブラジルでのライヴが控えていますが、
久々にゆっくり会ってじっくり腹を割って話し合うことができて刺激的でした。

で、昨日はホラー漫画家の児島都さんと中野でランチ。
興味深いお話を色々聞かせていただき、仕事面でも面白いアイディアを
いただきました。楽しかったです。
ブロードウェイのタコシェにも立ち寄り、日本におけるゾンビ映画の
第一人者、伊東美和さんとも少し談笑。
タコシェのお隣のギャラリーでは、寺田克也さんの個展が開催されていました。

さて、アメリカではN.W.A.の伝記映画『Stright Outta Compton』が
社会現象を巻き起こしており、全米チャート三週連続1位確実。
サントラのみならず、彼らのデビュー作がビルボードの上位につけ、
シングルがN.W.A.初のトップ40入りとなるなど、凄いことになっています。

僕はリアルタイムにパンクよりもヒップホップを愛聴し、
N.W.A.やアイス・キューブが好きだった人間なので、
アメリカのヒップホップカルチャーのみならず、90年代以降
アフリカンアメリカンの代弁者として若者を触発し多大な影響を与えた、
彼らの偉大な功績と伝説が今の世代に受け入れられているのは嬉しいことです。

「Compton」のサントラはモダンでポップな楽曲ばかりで、ドレーの久々の
カンバックアルバムとしては正直ちょっと物足りなかったのですが、
映画の公開までN.W.A.のアルバムをまた最初からじっくり聞きこもうと思います。

そうえいばクロエ・グレース・モレッツが昨日
「『コンプトン』は2015年現時点でのベスト・ムービー!」
とつぶいやいていたのが微笑ましかったです。



今後リリースされるアルバムで楽しみなのは、やはりPure Bathing Culture。
最新ビデオ「Prey for Rain」も魅力的!

Tamaryn、Beach House、Pure Bathing Cultureと
ネオゲイザーやドリームポップバンドの新作が続くのがたまりません。