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Just for a Day: 小林真里ブログ

映画監督/映画評論家 小林真里(Masato Kobayashi)です

マサ伊藤氏の新著書、

「目撃証言 ヘヴィ・メタルの肖像」を昨日購入。

短いですし、読みやすいので、

仕事の合間に2時間ほどで読了しました。


多感な思春期に80’sを体験した僕は、

小学6年生の頃から洋楽を聴き始め、

ジャンルレスになんでも聴いていました。


中学から高校時代にかけては、一大ブームとなった

ハードロック/ヘヴィメタルの潮流に当然飲み込まれ、

スラッシュ・メタルやデス・メタルまで

結構コアなところまで聴き漁っていました。

名古屋にあったヘヴィメタル専門のCD屋ディスクヘヴンには

お世話になったものです。

あと、高校時代所属していた陸上部の数少ない先輩や

その友人たちにヘヴィメタル狂の人が多かったのも

のめりこむ原因だったかもしれません。

初めてお金を払って観に行ったライヴは、

中学時代のグレイト・ホワイトだったし(「Twice Shy」のツアー)。

その後も、モトリー・クルー、エアロスミス、エクストリーム、

メタリカ、メガデス、パンテラ、といったバンドの名古屋公演を観に行きました。

関係ないけど、デビー・ギブソンも観ました。

なので、愛読雑誌はBURRN!でした(あとメタルギアも)。


グランジ・オルタナティヴの波が到来してからは、

「これこそ俺が待ち望んでいた音楽だ!」と確信し、

次第にヘヴィメタルとハードロックからはフェイドアウトしていきました

(最初アリス・イン・チェインズの「フェイスリフト」にハマり、

NIRVANAの「NEVERMIND」は国内盤発売日に購入)。

といっても、東京に進学して、某ラジオ局のプレゼントに当選し、

デフ・レパードに対面できたのには感激しましたが。

東京に来た当初は、伊藤正則さんの

パワーロック・トゥデイを毎週聴くのが楽しみでしたし。


で、今回の著書、久々に伊藤氏の文章に触れたいなと思い、

郷愁の思いもちょっとあって、購入してみました。

前半、特に冒頭の歴史的瞬間を目撃した渡英話はエキサイティングで

のめりこんだのですが、途中からアーティストごとに章立てになり、

著者とその大物バンドたちの写真を交えた交流日記へとスライド、

過去の豪勢な自慢話が進んでいき、それはそれで

貴重で面白いエピソードも少なくなく楽しめるのですが、

自分が求めていた題材ではなかったので、堪能できませんでした・・・。

もう少し、自分の肌で感じた時代の変遷を

客観的に映し出しているのかと思ったのですが、

至極パーソナルな内容でしたね。

超急ピッチに、口述筆記のスタイルで仕上げたことも理由だと思いますが、

なんか残念でした。



【100%】過剰なライター/翻訳家 小林真里の rock n' roll days

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