Elle | Just for a Day: 小林真里ブログ

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映画監督/映画評論家 小林真里(Masato Kobayashi)です

昨日の午後、某宣伝会社の方から一本の電話がかかってきて、

なんと急遽、今朝7時から渋谷で主演作『ジンジャーの朝』が公開になる、

エル・ファニング(15)に電話インタビューしてきました。


【100%】過剰なライター/翻訳家 小林真里の rock n' roll days


個人的には、未成年若手女優部門で

エルは、クロエ・モレッツやヘイリー・ステインフェルド、アビゲイル・ブレスリン

をも凌駕する(さらに姉ダコタをも)、天才若手女優だと思っており、

インタビューを熱望していた者なので、

急だろうが早朝だろうが、「やる!」と即断した。


まずびっくりしたのだが、エルは学校に通っているという事実。

クロエとかダコタ・ファニングみたいに、学校には通学せず

家庭教師を雇って勉強していると勝手に思い込んでいたからだ。

なので、最初に自己紹介と映画がいかに見事で、彼女の演技に

深く感銘を受けたかを告げてから、学校どう? と訊いたところ、

「ええ、最高よ。でも、今夏休み中なの!」と言われた。

そりゃそうだ!


そんなわけで、

15分ほど英語で電話インタビューをさせてもらったのだが、

まずよく笑う。屈託のない無邪気な笑いで、おおらかな環境で

すくすくと育ってきた印象を受けた。

しかし受け答えはというと、なかなか大人びており、

ちゃんと自分の言葉で的確に意見を述べるというプロとしての姿を披露。

売れている子役が頭の回転が良くスマートなのは言うまでもないが、

彼女の場合は聡明で機転が効いていて、

だからといってうぬぼれたり、自意識過剰だったりもしないところに感服した。

普通のようでただ者でない、ソフトで自然体、

明朗でサンシャインのようなカリフォルニア・ガールといった赴きか。

予想通り、一歳年上のクロエとはまったく異なる

人間性と資質を持っているなあ、と確信。

といってもクロエが悪い子だとかそういうわけではないですよ、もちろん。


『スーパー8』のゾンビ演技とシガー・ロスのPVのバレエについて

訊くことができなかったのは残念だが(『ジンジャーの朝』から逸脱するな、

と躊躇してしまったのだ。アンジェリーナ・ジョリーとの共演については訊いたけど)、

将来また取材する機会もあるだろうし、

今後彼女はさらに大きくブレイクすることは確実でしょう。


というわけで、朝から刺激的な体験をして、

その後家にこもって仕事に没頭していた一日でした。


次は、シアーシャ・ローナンにインタビューできるといいなあ。

もしくは、テイラー・スウィフト。

と言っておくと、今回みたいに本当に取材が実現することもある。言霊万歳。


http://www.gingernoasa.net/

『ジンジャーの朝』公式サイト。8月下旬公開です!


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