USBイーサネットアダプターの交換で『不明なUSBデバイス(準拠モードのリンク)』から回復 | masashik0305のブログ

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ジャンルを問わず、思い付いた事、気になった事を書いていきたいと思います。

とは言え、自作PC関係の話やF1関係の話、ドラマの話なんかがメインになると思いますが。

初代ThinkPad X1 Carbonを持っています。

 

10年前のモデルですし、メモリーを基板直付けにも関わらず4GBなんてアホな選択をした事もあり、今や実用には耐えないのですが、処理は重く無いけど時間は掛るといった場合は消費電力の兼ね合いもあって利用しています。

昔で言うバッチを投入みたいなイメージですね。

 

そういう時はリモートデスクトップでメインマシンから接続して使っているのですが、このところ急に調子が悪くなりました。

 

接続形態は下図のような感じです。

ネットワークはインターネットで3~400Mbps、ストレージは内蔵SSDと外付けSSD間で300MB/s前後といった感じでした。

 

 

まず、リモートデスクトップのセッションが頻繁に切れるようになりました。

次に普通に使えていたUSB SSDとの接続が突然切れるようになり、抜き挿ししても認識しないケースが発生するようになりました。

 

そして、USB機器を抜き挿ししていないのにこんなメッセージがたまに出るようになりました。

最後に接続したUSBデバイス???

 

度々切れるのは困りものですし、速度的にもSSDやHDDへのコピーが30MB/s台、ネットワークも100Mbpsくらいになってしまいました。

40MB/s・・・20年前に持っていた容量80GBのポータブルHDD並みの速度です。

 

リモートデスクトップをWi-Fiで接続すれば済む話ですが、それはそれで切れないまでも頻繁にフリーズしたようになり、かなりのフラストさせられます。

 

これは放置する訳にはいきません。

 

デバイスマネージャーを確認すると、

不明なUSBデバイス(準拠モードのリンク)なるエラー?が出ています。

コードは43で、「USBデバイスへのSuperSpeedリンクでエラー状態 Complianceが続いています。」との事です。

 

結果、USB3.0ポート(最大5Gbps)なのにUSB2.0の速度(最大480Mbps)しか出ない、最悪接続が切れるという事のようです。

リモートデスクトップのセッションが頻繁に切れるのも、有線の接続が切れ応答が無くなり、無線に切換っている、と考えれば、説明が付きます。

 

対策として、デバイスを外して無効化し有効化後に挿し直して回復せよと、書かれているのですが、抜けばエラーの原因の写真デバイスが無くなってエラーが出なくなるような。。。

 

その他ネットの情報を参考にデバイスを無効にしたり、アンスンストールしたり、ハブのドライバを入れてみたり、ASIX(チップメーカー)のサイトから最新ドライバを入手して入れてみたり、そうこうしているうちにエラーも消え、正常と思われる速度が出るようになりました。

正直何が効いたのか分からないので、再発すると困った事になると思っていたのですが・・・数時間経過後また遅くなってしまいました。

 

今度は色々試しても一向に回復せず。

仕方が無いので、OSをインストールし直す事にしました。

設定やドライバーといったソフト的な問題であれば、これで治るはずです。

OS以外は入っていないに等しいので手間はそれほどでもありません。

 

・・・・・が、また

出てしまいました。

 

インストール用のUSBメモリを挿すUSBを変えて2度入れ直しましたが、変わらずでした。

 

ソフト的に初期化しても発生するという事はハードが原因という事になります。

容疑者は、

1. USBハブ付イーサネットアダプター

2. ノートPC本体のUSB3.0ポート

ですが、本体のポートだと修理するだけで下手なノートPCが買えるようなコストが掛かりそうです。

 

問題判別の為にUSB3.0ポートにSSDを直結してみたところ、以下のように正常な値になったので、ポートは無実なようで、ちょっと安心しました。

 

という訳で探してみると、相場的には3,000円前後のところ、エレコムの一世代前の製品が安く販売されていたので試しに買ってみる事にしました。(翌日には価格.comの最安値は3,000円くらいなっていたので幸運でした。)

後継製品との違いはUSBポートへの供給電力だけのようです。

エレコム・・・実は容疑濃厚のアダプターは2013年発売のLogitec製です。

 

サイズは全く同じ(ケースは同じ?)で、消費電力は350mAのLogitec製、エレコム製は380mA。

違いは、USBポートの供給電力の記載のないLogitec製に対し、エレコム製は供給電力が記載されている事くらいです。

Logitecは2004年にエレコムに買収されているので、ハブ回り以外は全く同じ可能性が高いですね。

少なくともチップはASIX AX88179では無いかと。。。

 

 

で、交換した結果は・・・

チップはやはり同じASIX AX88179でした。

 

そしてLogitecアダプターが犯人と断定されました。

 

しかし、それまで普通に使えていたアダプターが原因で全てが遅くなるんて、こんな事もあるんですね。

 

経年劣化等でUSB SuperSpeedに影響する基板上のチップが接触不良もしくはチップ自体が故障したという事でしょうか?

 

何にせよ千数百円で済んで良かったです。