F1 2022 モナコGPが終了しました。
果して、スペインGP第3セクターが速いマシンはモナコも速い!は本当だったでしょうか?
スペインGP予選の第3セクターのトップ10は、フェラーリ,レッドブル,ボッタス(アルファロメオ),マグヌッセン(ハース),メルセデス,マクラーレンでしたが、果たして。
まずは予選、フェラーリとレッドブルの2強は安定の速さ。フェラーリがやはりやや優勢です。
トップ2以降は全くの混戦。
スペインGP予選第3セクター4位のタイムを出していたボッタスは失速してQ3ニも進めない12位。
スペインでは6番手だったマグヌッセンは13位。
7番手だったラッセルは6位にス減り込みました。
モナコに来てポーパシングとは違うバンビングに悩まされる事になったメルセデス。
強いポーパシング対策としてサスを硬めた事でパンピーなモナコで飛び跳ねる車になってしまったようです。
8番手だったノリスは予選5位、10番手だったリカルドが14位に沈んだのとは対照的です。
9番手だったハミルトンは車が飛び跳ね過ぎて肘パッドが要ると文句を言い、トトは速くなるなら幾らでもパッドを付けると嫌味で返されながら8位でした。
一方、スペインが遅かったのに健闘したのはアルファタウリの2台。
スペインでは14,15番手でしたが、ガスリーはFPから好タイムを連発。
モナコの予選は赤旗からの再開に僅かに出遅れ17位でしたが、それが無ければQ3進出も期待出来る速さでした。
そのガードレールに接触して赤旗の原因を作ったのが角田でしたが、Q1突破、接触の影響が無ければQ3進出も有り得た感じでした。
アルファタウリは、エアロは今一だけどメカニカルグリップは良い、という事なんでしょうか?
この時代エアロがダメというのは嬉しい事ではありませんが、路面が荒れたコースでは速いのかも知れません。エアロが良くなれば大化けする可能性があるという事でもありますし。
アルファロメオやハースの失速から推測すると、モナコではメカニカルグリップの方が重要で、バンピーな路面にサスが追従出来ないと低速コーナーが得意なマシンでも失速するという事でしょうか。
特に今年からの、重い車に硬いサス、でそれが顕著に表れるようになってしまったようです。
という訳で、スペインとモナコでは路面の滑らかさかやうねりが違い過ぎ、
スペインの第3セクターで速いからと言って必ずしもモナコで速い訳では無い
事が分かりました。
フェラーリとレッドブルから言えるのは本当に速い車はどこでも速いという事ですね。