認知症の母ですが、7月の酷暑で夏バテしたのか、8月9月は日中も寝てばかりで心配していたのですが、ここ数日フィジカル的には回復して来たようで、1時間に10回以上行っていたトイレの回数も2,3時間に1度と正常に戻りつつあるようです。
その代わり、「どうすんの?」モンスターになってしまいました。
これまでも、寝込むまでは、「晩のおかず、どうすんの?」と数分置きに聞いてはいましたが、「用意してあるから、大丈夫。」と答えれば、その瞬間は収まっていたのですが、最近は、
「晩のおかず、どうすんの?」
「用意してあるから、大丈夫だよ。」
「じゃあ、どうすんの?」
「だから、何もしないで待っていればいいんだよ。」
「何もしないで、どうすんの?」
と延々と続いた後に、
「そんな難しいこと分かんないわ。」
とやや切れ気味になって、一旦終わります。
それから1分もしないうちに、また上と同じかそれよりしつこいやりとり繰り返されるという状態です。
たまに、
「晩のおかず、どうすんの?」
「何食べたい?何作りたい?作ってくれる?」
と聞くと、
「作れないわ。任せるわ。」
と答えるのですが、その後、
「任せて、どうすんの?」
が始まります。
同じことを何回も1,2分置きに聞かれるのも困りものですが、この無限ループは本当に勘弁して欲しいです。
大体最初の「どうすんの?」も、いつも自分がやってるつもりで言ってはいるけど、実は何も出来ないし、しない「どうすんの?」なので、黙ってろ、と言いたくなる「どうすんの?」です。
酷い時は12時半くらいから「もう1時(12時半だけど)、晩のおかず、どうすんの?」が始まります。
「まだ大丈夫だから、じっとしてて。」というと「そんな余裕ないわ。」と言うので「どうして?」と聞くと「晩の用意しなきゃ。」とまた無限ループに陥ります。
とにかく、じっとしていることが出来ないようで、母を見ていると何もしないでいるのは実はそれなりに高度な知能が必要な行動なのだと痛感させられます。
学習意欲とか好奇心が無くなっていることは分かっていましたが、理解しようとする意欲も放棄してしまったようです。
言いたい事を説明できずに口籠ったり、これまで言わなかった、本当に支離滅裂な事も言うようになってしまいました。
世の中の認知症の家族を持つ家庭も似たようなものなのでしょうか?