久し振りのF1ネタです。
F1-Gateが8月3日に
メルセデスのF1エンジン、予選モードで1022馬力の到達との測定
という記事を上げていました。
元ネタはMotorsport-Total.comとの事ですが、そちらで該当する記事は見つけられなかったのですが、motorsport.comと提携するドイツのサイトのようです。
その記事によると、第4戦シルバーストンの予選モードで
メルセデス 1022馬力以上(ボッタスは1020馬力)
ホンダ 994馬力(28馬力差)
ルノー 985馬力(37馬力差、ホンダとは11馬力差)
フェラーリ 980馬力(42馬力差、ルノーとは5馬力差)
だそうです。
開幕の3戦の予選第1セクターのデータではAuto Motor und Sportが
メルセデス
ルノー メルセデスと25馬力差
ホンダ メルセデスと30馬力差
フェラーリ メルセデスと50馬力差
と言っているそうです。
ホンダのF1エンジン、メルセデスとの差は30馬力 / 2020年のF1世界選手権
ホンダとルノーの数値が逆転していますが、誤差ではないとすれば、開幕3戦と比較してパワーセンシティブなシルバーストンでは、メルセデス、ホンダ、フェラーリはよりアグレッシブなセッティングに変えたが、ルノーはそのままだったという仮説が成り立ちます。
ルノーがシルバーストンでも985馬力だったすると、開幕3戦は、
メルセデス 1010馬力(シルバーストンで12馬力アップ)
ホンダ 980馬力(シルバーストンで14馬力アップ)
フェラーリ 960馬力(シルバーストンで20馬力アップ)
だったという事になります。
実態としては、以下のような感じでしょうか?
メルセデス 1010~1025馬力程度
ホンダ 980~1000馬力程度
ルノー 990馬力程度
フェラーリ 960~980馬力程度
ルノーは1000馬力超えを自称していますから、まだ余裕があるのかも知れません。
決勝ではメルセデスとホンダの差は予選ほどではないと言われていますので、10馬力程度の差に収まっていて欲しいですね。
過去のデータを漁っていたら、以下のようなものが見つかりました。
2017アブダビGP 2018年カナダGP
メルセデス 949馬力 949馬力?
フェラーリ 934馬力 954馬力
ルノー 907馬力 944馬力
ホンダ 881馬力 932馬力
フェラーリは2018年カナダGPから2019年後半戦に掛けて120馬力を不正な手段で手に入れ、それを見たメルセデスはバーンアウトシンドロームになるくらいのハードワークで約2年間で80馬力を見つけ、ホンダは70馬力、ルノーは40馬力くらい性能向上を果たした、という感じですね。