現在、小池都知事から外出自粛要請が出ていますが、今日にもロックダウンになるとか緊急事態宣言が出るといったデマも飛び交っているようです。
ところで、小池知事が言うロックダウンとは具体的にどのようなものなのでしょうか?
都市封鎖という言葉から、都の外からの進入を禁止するとか、外出も一切認めないといったイメージを持ってしまいます。
安倍首相が「フランスのように強力なやつをやりたいが、(日本では)できない」と発言していますから、憲法等の制限?により国によって出来る事出来ない事がある事が分かります。
日本で、何が出来て何が出来ないのか、やりたい事のうち、何が出来ないのか、結果として、やるとすればどういう内容になるのか、などは依然不明のままですが。(少なくとも安部首相は理解していないのだと思っています。)
実際にロックダウンを実施しているドイツの例では、
・公共の場(要するに自宅や会社内以外の場所)は2名以下でしか
出歩いてはならない
(基本的に1人。ただし、家族以外の1名、または家族の同伴のみ
認められる、とか)
・他人と離れるべき距離の規定(最低1.5m、可能なら2mなど)
・飲食店、風俗店、映画館等は閉鎖
・パーティー等の集会は自宅・公共の場所問わず全て禁止
・スーパー等生活必需品を販売する店は営業
・それ以外は閉鎖
従って、基本的に企業活動は平常通り行われ、飲食店や閉鎖される店舗に勤務しており、出勤の必要のない人は自宅待機、という事なのだと思います。
買い物などはOKですが、それ以外の外出は禁止で罰則もあるようですから、夕方以降の外出時は職質されることも多くなりそうです。
とは言え、飲食店は閉まっていても、宅配などはOKだったりするようですし、物流は制限しないようなので、外出を控え、飲みに行ったり、スポーツ観戦や映画鑑賞などが出来なくなる事を除けば通常通りなのだと思います。
といった具体的な内容の説明もなしに「ロックダウン」とか言われると、自分で考えない人達が、またスーパーに行列を作り、不要不急の買い占めをしそうで嫌ですね。
ロックダウンになると、行列を作った時点で罰則の対象ですが。
詳細は現在詰めているところだと信じたいですが、実際にはロックダウンはやらないと思っています。
やる必要が無い、では無く、やらない、です。
というのは、やると飲食店、娯楽施設など休業を強制するところが出て来る訳ですが、安部首相が「国民の生活を守る」と強調している以上、ロックダウンによる休業で閉店/倒産はもっての外です。
当然、休業補償が必要になる訳ですが、今回のような話になると、少なくとも感染者数が増えている大都市は一律実施、休業補償という話になると思います。
ただでさえ、事実上破綻状態の財政がそれに耐えられるはずがありませんから、財務省が強硬に反対する(既にしている?)と思います。
結果、現在の「自粛」=店を開けるも閉めるも耐えられるも潰れるも自己責任という無責任な対応になっているのだと思います。
とは言え、ロックダウン&休業補償が実施されるかも知れませんので、飲食店などを自営されている方々は補償を受ける為に必要なエビデンスの準備はしておいた方が良いかも知れませんね。