オーストラリアGPに続いて、バーレーンGPとベトナムGPのキャンセルが決定し、次戦まで時間的に余裕が出来た事もあり、各チームの関係者は2週間の検疫に入ったようです。
検疫は必ずしも検査を意味するものではありませんが、COVID-19の潜伏期間は最長2週間、平均5日と言われているので、検疫期間を乗り切れれば、少なくともその人は無事という事になります。
問題は、感染しているが症状が出ないという場合、他人への感染力がどれだけの期間維持されるのか、ですが、専門家のガイドに従っているはずですから、大丈夫でしょう。
検疫期間をクリアすれば、仮に数名感染者が出たとしても、その人を除外すれば良いので、「全員陰性」が保証される事になります。
後は、観客内でのクラスター感染対策、観客からの感染対策だけになります。
ただ、開幕すると、感染しているかも知れない観客と接触するリスクは常にある訳で、全レースで「全員陰性」を担保するには、毎レース後、検疫期間が必要になるような・・・
1ヶ月か2ヶ月短くなったシーズンに22戦を詰め込もうとするでしょうから、レース間隔は従来よりタイトになる訳で、どう考えてもそれは無理・・・
どうするんでしょうね?
唯一の答えは終息するまで、原則無観客レース、ですが。
さて、今回、FP1開始の2時間前に中止決定と醜態を晒したF1ですが、最悪だったのは、決定まで何もリリースしなかった事のように思います。
例えば、以下のようなコメントを出していれば、ファンもメディアもここまでフラストしなかったような。
・州の保険局から開催可と言われているが、最終的な判断をチーム
交えて議論している
・但し、開催出来たとしても無観客となる可能性が極めて高い
これなら、「無観客でレースも出来たが、ファンの思い、コース関係者、チーム関係者の安全の為に自分達の判断で中止とした」と言える訳で、ここまで酷評される事も無かったような。
ところで、ハミルトンが中止を即断しなかったF1を「金の亡者」と言ったそうです。
メルセデスは当初開催賛成派でしたから、ハミルトンは「金の亡者」チームに所属している事になります。
メルセデスは、ダイムラーCEOからの電話で変節、それは良いとしても、中止を提言する書簡を出したとリリースしたのは姑息以外の何物でもない気がします。
対して、クリスチャン・ホーナーの潔い事!
リバティ・メディアやFIAのリーダーシップ欠如という評価に次いで評価を落としたのは、「金の亡者」にして簡単に権力に尻尾を振るくせに体裁を取り繕う事を忘れないメルセデスという気がします。
会議で賛成と言う前に、CEOのカレニウスと相談しておけよ!という話ですよね。
【追記】
こっちもすげぇ…フェルスタッペン含むF1・Indycar・FEの猛者がeスポーツで総激突!15日21時50分より
検疫してるんじゃ無かったのかよ!
こんなに人ず集まるイベントするなんて、バカなの??