F1 オーストラリアGP 中止! | masashik0305のブログ

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ジャンルを問わず、思い付いた事、気になった事を書いていきたいと思います。

とは言え、自作PC関係の話やF1関係の話、ドラマの話なんかがメインになると思いますが。

F1 2020年シーズンの開幕戦オーストラリアGPが中止になりました。

中止の発表はフリープラクティス1のほんの数時間前。

 

マクラーレンを除く9チーム中6チームが中止に賛成との事で、残る3チームは財政的に問題のあるチームかな?と思っていたのですが、レッドブル、アルファタウリ、レーシング・ポイントの3チームだったようです。

裏を返せば、この3チームはそれだけ自信があるという事なのかも知れません。

(メルセデスは書簡で中止を提言したという事になっていますが、最初はレース開催派だったようです。)

 

今回、COVID-19対策として挙げられていたのは、ドライバーに関してセルフィーの禁止や2m以内に近付かない等でした。

ドライバーは感染していない(=チーム関係者に感染者は居ない)事が大前提ですから、ドライバーを感染から守るという観点でのみ対策が打たれていたという事になります。

 

要するに、パドック内は安全だが観客は危険、という前提で物事が進んでいた訳です。

バーレーンGPにしても、大観衆の中に居るかも知れない感染者からチーム関係者を守る為に無観客で開催、と言えなくもありません。

 

そういう意味では、FIAやF1的には他に感染者が居ないのであれば、レースを開催しても問題無いとも言えます。

ただ、今回の場合、他に感染者が居ない事が保証されていません。

よって、中止はやむ無しだと思います。

 

これで「パドック内は安全だが観客は危険」という大前提が崩れてしまいました。

 

バーレーンGPは主催者側が無観客レースを決定していますが、開催出来るかどうかは各チーム関係者の健康状態に依存する事になってしまいました。

そもそも「感染者とその仲間たち」であるF1サーカスを入国させてくれるのでしょうか?

 

第3戦ベトナムGPも中国との地理的な関係だけで危険と見做されて来ましたが、3月12日時点で感染者数は39名、死者は0名です。

人口1億弱で僅か39名ですから、250万人に1人の感染者という計算です。

現地入りしているのが100名/チームとして1000名に1人ですから、F1の方がベトナムより2500倍感染率が高いという事になります。

 

マクラーレンでは陽性反応が出たスタッフの濃厚接触者14名が検疫状態にあるそうです。

万が一、この中から感染者が出たら、その人の濃厚接触者をまた隔離。。。と収拾が付かなくなります。

 

これまで、開催国の状況だけを考えれば良かったところを、これからはまず自分達の状況を鑑み、更に開催国の状況も考慮する必要が出て来ました。

 

アゼルバイジャンまで開幕出来ないという話も出ているようですが、開幕に漕ぎ着けるには、まず現地入りするF1チーム関係者は全員陰性という保証を一刻も早く得る事だと思います。

 

今のままでは、最低でもバーレーン、ベトナム、中国と4戦連続キャンセルは確定のように思います。

 

追伸

写真を見ていると殆どの人がマスクをしていませんね。

日本だったら、ほぼ全員マスクをしているように思います。

自分にうつらないようにマスクをする日本人と、他人にうつさないようにマスクをする欧米人との文化の違いでしょうか。