F1 ブラジルGPが終わりました。
スーパーソフトを引っ張ったフェルスタッペンがソフトに履き替え、ハミルトンを抜いてトップを独走していたのですが、周回遅れのオコンが何を思ったか、フェルスタッペンを抜きに行き、フェルスタッペンと接触、両車大きくスピンをして、その間にハミルトンが先行し、そのままチェッカーを受けました。
レース終盤、ほぼ最後尾を走っていたアロンソが意図的にトップ集団の邪魔をしていたように見えたのが悲しかったですね。
アロンソは青旗無視で審議対象になっていました。
アロンソ的には、ペナルティポイントがどんなに嵩んでも関係ありませんから、何でも有りなのかも知れません。
フェルスタッペンも追い上げましたが、フロアにダメージを負ったためか、左フロントタイヤにブリスターの出来ていたハミルトンをかわすまでには至りませんでした。
ペナルティがオコンに出ましたが、フェルスタッペンが失ったものが戻って来る訳ではありませんので、残念な結果でした。
来年走らないと分かっているからか、最近のオコンの走りはやや自暴自棄気味ですね。
さて、期待のトロロッソ・ホンダですが、「車に手ごたえ」はやはりハートレーの錯覚だったようで、ポイント獲得には至りませんでした。
ミディアムをスタートタイヤに選択したハートレーは50周くらいまで引っ張り、11位までポジションを上げたものの、10位から1周近く離されての11位でした。
スーパーソフトでスタートしたガスリーは全くペースが上がらず、最後サインツにも躱されて13位でフィニッシュとなりました。
6番手スタートのエリクソンがリタイヤしていますので、実質4つ順位を落とした事になります。
来季チームメイトとなるフェルスタッペンがオコンの「回天」アタックが無ければ余裕で優勝していたのとは対照的です。
既に、ガスリーが来季(フェルスタッペンと比較して)成績を挙げられず、早々にヘルムート「冷酷」マルコに切られることを心配する声が上がっているようですが、心配になるパフォーマンスでした。
今年は、ガスリーのパフォーマンスがダメだった時、チームが車の問題にしてくれていますが、来季は庇ってくれないでしょうから、本当に心配です。
予選で速く、レースでも周囲より速く、良い順位でフィニッシュというのは実は一度も無いところを見ても、トロロッソのチーム力が、参加チームの中でワーストに近いのも事実なのだと思いますが。
エリクソンはリタイヤでしたが、ルクレールが7位、6ポイントを稼ぎましたので、コンストラクターズポイントは9ポイント差に開いてしまいました。
今のところ、トロロッソ・ホンダは来季のレッドブル・ホンダに大きな期待を抱かせるような成績を残せていません。
今の状況でレッドブル・ホンダに期待して良いとすれば、トロロッソの車体やチーム戦略etcがお話にならない場合だけですから、お寒い限りです。
残すはアブダビGPだけですが、一度くらいは、トロロッソ、まじ速えぇ!というシーンを見たいものです。