来シーズン、F1を休むフェルナンド・アロンソですが2019年のインディにスポット参戦する事を発表したそうです。
アロンソとマクラーレン、2019年のインディ500再挑戦を発表。エンジン等詳細は明かされず
提携チームやエンジンサプライヤーなどについては明らかにされておらず、リリースには詳細は追って発表と記されているそうです。
が、ザク・ブラウンは、2017年とは異なり、マクラーレン・レーシング単独でのエントリーになるとコメントしたと伝えられています。
うーん、どうなんでしょうね。
確かに2017年はいい線いっていましたが、その時のチームはアンドレットティ・オート・スポーツでした。
アンドレットティ・オート・スポーツは優勝した佐藤琢磨が所属していたチームです。
インディに対する経験/ノウハウは十分で、且つその年のセッティングはインディに合ったものでした。
一方、マクラーレン・レーシング単独となると、インディ含めオーバル・コースの経験は(その時のスタッフが残留しているとして)2017年の1度だけで、手探り状態での挑戦となります。
流石にルーキーチームがインディについてはほぼルーキーのようなドライバーで勝てるほど甘い世界では無いでしょう。
F1のチャンピオンで過去にインディに挑戦したのはアロンソ含めて以下の13人。
見事制したのは、太字の5人で青字はインディを制した後にF1に転身したドライバーで、赤字はF1でタイトルを獲得後にインディを制覇したドライバーです。
(ジム・クラークはF1タイトル獲得年にインディを制覇)
マリオ・アンドレッティ
アルベルト・アスカリ
ジャック・ブラバム
ジム・クラーク
エマーソン・フィッティパルディ
グラハム・ヒル
デニス・ハルム
ナイジェル・マンセル
ネルソン・ピケ
ヨッヘン・リント
ジャッキー・スチュワート
ジャック・ビルヌーブ
フェルナンド・アロンソ
エマーソン・フィッティパルディも参戦から5年掛かっており、一発必勝を成し遂げたのはジム・クラーク唯一人と言って差支えないと思います。
前回の挑戦と比較して唯一良いところがあるとすれば、インディ制覇経験のあるジル・ド・フェランが居る事でしょうか。
ザク・ブラウン、エリック・ブーリエと幹部2人にドライバー経験が無かった2017年と唯一にして最大の違いはそこだと思います。
ジル・ド・フェランの人脈でペンスキーから出るというのが、一番良さそうですが。