F1 ブラジルGPの予選が終わりました。
トロロッソ・ホンダはガスリーがQ2を10位で突破、対してハートレーはQ1で敗退と今年何度も見たような予選になってしまいました。
ハートレーについては、以下のようなコメントが報じられています。
ブレンドン・ハートレー 「1000分の2秒差でQ2進出を逃してもどかしい」
Q1で15位のオコンが1:09.264、ハートレーは1:09.280でしたから、その差は0.016秒差。
ハートレーは引き算も出来ないのかと思いましたが、
【トロロッソ・ホンダ】ハートレー「0.02秒差でQ2進出できず・・・ミスしてしまい腹立たしいよ」/F1ブラジルGP予選
こちらでは、正しい差をコメントしていますので、引き算が出来ないのは、F1-Gateの管理人の方だったようです。
アタックラップのターン8への進入で大きくフロントをロックさせてしまうという大きなミスを犯してしまった。それでタイヤに小さなフラットスポットを作ってしまって0.5秒を失ってしまい、Q2進出へ届かなかったんだ。
フラットスポットで失ったタイムが0.5秒だったかどうかは別として、ザウバーとコンストラクターズ8位を争っている大事なレースの予選で、「大きなミス」をしてしまうところにハートレーの問題があります。
「小さなミス」か「中くらいのミス」であれば、Q2進出濃厚だった訳ですから。
首脳陣からすれば、
・チームがザウバーと争っている状況を理解してるのか!
・そもそも自分の立場を理解してるのか!
という感じでしょう。
後者については、既に放出通知済みという説がありますので、理解していてこのパフォーマンスだから放出という結果なのだとも言えますが。
そして、「マシンの手ごたえはいい」といつも通りのポジティブな発言をしています。
ハートレーの場合、残念過ぎる事にマシンの手ごたえが良いとかペースがあると言って、速かった事がまず無いので、レースでも期待は禁物です。
さて、ガスリーですが、7位以下のQ2からQ3でのタイムアップは以下の通りですから、Q3のパフォーマンスには少々不満が残ります。
グロージャン 1:08.239 → 1:08.517 +0.278秒
ルクレール 1:08.335 → 1:08.492 +0.157秒
エリクソン 1:08.579 → 1:08.296 -0.283秒
ガスリー 1:08.616 → 1:09.029 +0.413秒
来季ガスリー同様トップ3チームに昇格するルクレールが0.16秒落ちで抑えていますので、ガスリーもせめて0.2秒落ち程度で踏み止まって欲しいところでした。
http://www.topnews.jp/2018/11/11/news/f1/175841.html
によると、ジョナサン・エドルズが、Q3でペースが上がらなかった原因は要解析と言っていますし、順位的に8位や9位を狙えたかというと厳しい状況ではありましたが。
とは言え、トロロッソを除くと、7位からフェラーリPU勢が4台、続いてフォースインディアが2台犇めき合う中、その中に割って入って10位というのはまずまずの結果だと思います。
車体的にはザウバーやハース、フォースインディアに負けていると思われるトロロッソですから、ホンダのスペック3の威力は発揮されていると言って良いのでは無いでしょうか。