今クール、金曜の20時からテレビ東京で2時間スペシャルとして何本か放送されていた「駐在刑事」が連続ドラマとして放送されています。
よく似たタイトルで「世田谷駐在刑事」という哀川翔主演のドラマがありますが、それとは別の寺島進主演のドラマです。
寺島進演じる駐在さんは、警視庁捜査一課の刑事でしたが、取調べ中に重要参考人の女性(杉本彩)が服毒自殺をしてしまい、責任を取らされ奥多摩水根駐在所に左遷され、駐在さんとして過ごしています。
最後に放送されたスペシャルでは、自殺した重要参考人に姉(黒木瞳)が居り、警視庁捜査2課のキャリアの理事官である事、駐在さんを恨んでいる事などが今シリーズの伏線として張られました。
そして、今回、奥多摩署の署長として赴任して来ます。
さて、この設定が違和感満載です。
キャリア理事官の妹は、被疑者では無く、あくまで重要参考人なのですが、取調べ中に亡くなっており、警察は服毒自殺と判断しています。
取調べ中の自殺、これ以上の取調べに耐えられない、即ち犯行に関与していた可能性が極めて高いと誰もが思うのでは無いでしょうか。
となると、単なる参考人ではなく、限りなく被疑者に近い人物という事になります。
その近親者であれば、キャリアとしての道は閉ざされてしまうのでは無いでしょうか。
真相は、杉本彩の服毒死は自殺では無く、何らかの秘密を知ったために殺されたもので、殺人であろう事は黒木瞳も気付いており、その犯人捜しも含めて奥多摩に異動して来た、だと思っていますが。