モータースポーツのメディアや運営って・・・ | masashik0305のブログ

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ジャンルを問わず、思い付いた事、気になった事を書いていきたいと思います。

とは言え、自作PC関係の話やF1関係の話、ドラマの話なんかがメインになると思いますが。

以前、DAZNのF1の配信で、スーパーフォーミュラのスーパーライセンスポイント配分で日本は舐められてる、と盛んに愚痴る”知ったか”小倉さんに対し、舐められているのはモータースポーツジャーナリズムの責任も大きいのでは?、といった事を書きましたが、やはりモータースポーツのメディアはちょっとおかしいようです。

 

スーパーGT:第6戦終了後ランキング。GT500は山本&バトンが首位浮上も次戦は燃リス調整

 

この記事の中に、以下のような一文があります。

 

なお、第7戦からはウエイトハンデ係数が変わり、ポイント×1kgのハンデが課されるそのため61kgの山本/バトン組のみが燃料流量リストリクターによる調整を受けることになる。

 

この記事には、「そのため」が何のためか、どこにも書いてありません。

 

スーパーGTのウエイトハンデは毎年のように変わっているのですが、

Jスポーツのサイトには、

 

第1戦から第6戦までは、稼いだポイントの2倍のウエイトを積まなくてはなりません。つまり、優勝すると、次のレースには40kg重くなってしまいます。GT300では、その上限が100kg! 女性ふたり乗せているのと同様なもので、ドライブならば嬉しい限りですが、これだけ増えると曲がらない、止まらない、加速しないの三拍子です。

 ただし、GT300よりはるかに速いGT500の場合、そんなに重くなってしまうと危険なので、近年は50kgを上限とし、その上で燃料リストリクターの径が絞られてしまいます。どういう効果をもたらすかというと、エンジンが求める本来の燃料量より少なくしてしまうため、パフォーマンスの低下を招くという。ただ、このウエイトハンデは第7戦に半減され、最終戦では全車ゼロに戻されます。

 

と書かれています。

 

ちなみに、スーパーGTの公式ページには、ファン層を拡大するつもりが無いのか、レギュレーションに関するページは見つけられませんでした。

 

要するに、第7戦のウエイトハンデは獲得ポイント×1kgとなるが、61ポイントの山本尚貴/ジェンソン・バトンは50kgという上限を超えるために、超えた分、燃料リストリクターの径が絞られる、という事のようです。

 

記事に書かれていない「そのため」とはレギュレーションで定められた50kgという上限を超えるため、だった訳です。

 

記事は、そんな説明は釈迦に説法の、レギュレーションを熟知したお釈迦様向けに書かれているという訳ですね。

 

第6戦は獲得ポイント×2kgでしたから、上限の50kgを超えて燃料リストリクター調整が必要な車(25ポイント以上獲得している車)は何台か居たはずなのですが、それに関する記事はほとんど見当たりませんでした。

ミッドシップ車両(NS-X)の車両最低重量が10kg引き上げられたニュースは結構見掛けましたが。

 

ファンの側にも、何かというと、”にわか”と新規のファンを蔑む風潮がありますが、メディア側も、そういった”知ったか”ファンに迎合し、新規のファン層を獲得しようという考えは無い模様です。

 

海外のメディアやFIAは、日本のレースについては基本的に”にわか”な訳ですから、これでは、日本のレースの真価を知ってもらう事は当分無理そうです。