トロロッソ、ダメでしたね。
今季最大にして最後?のチャンスは不発に終わってしまいました。
トロロッソの今年の予選と決勝の順位の変遷をグラフにすると下記のようになります。
決勝順位が下に振り切れているのはリタイヤです。
この乱高下を見ると、思うに、今年のマシン STR13はベースセッティングが決まっていないままなのでは無いかと思います。
前半戦はバーレーンでは速かったのに、中国、アゼルバイジャンでダメで、スペイン、モナコと持ち直し、カナダでまたダメ。
この結果から、低中速サーキットとは相性が良く、高速サーキットはNGと分析したところまでは良かったのですが、夏休みが明けて、ベルギーやイタリアに合わせたセッティングをした結果、速いはずの中低速サーキット向けのセッティングが分からなくなってしまったように見えます。
これは基準となるベースセッティングが決まっていないからだと思います。
トロロッソの場合、金曜は大抵遅いのですが、ベースセッティングが決まっていない為、そこからサーキットに合わせた調整といったセッティングが出来ず、いきなり手探りでセッティングしているからのように思えてなりません。
2人の予選順位がバラつく傾向にあるのも、その為では無いでしょうか?
ベルギーやイタリアでの予想外の予選結果を見て、車体側もセッティングの勘所が分かって来たとホンダ田辺TDが話していましたが、その代りに大切な事が分からなくなってしまったようです。
かくなる上はPUで押し切るしかありません。
スペック3はアメリカGPで投入という話ですが、グリッドペナルティを受けてもに鈴鹿で投入し、最下位スタートからのオーバーテイク祭りを見せて欲しいものです。