次期サッカー日本代表監督の選考が迷走しているようです。
更にそれを報道するマスコミも迷走しています。
日刊スポーツ
西野監督は決勝トーナメント1回戦のベルギー戦の翌日(3日)、田嶋会長から契約延長を打診されたが断った。
5日に帰国した西野監督は「契約は7月末日までです。この任を受けた時に、W杯終了までと思っていた。今は任期をまっとうしたという気持ちでおります」と退任報告した。田嶋会長も「慰留することはしませんでした。これで西野監督は終了することになります」と、退任を正式に発表した。
大会前からW杯までという事だった為、慰留すらしなかった、が後段の主旨ですが、前段では慰留しなかったが延長を打診した、と意味不明の記事になっています。
これが日刊ゲンダイになると、大会前はW杯までのつもりだったが、続投を希望した西野監督を田嶋会長が拒否したとなっています。
日刊ゲンダイ
西野監督“退任”の真相 JFA田嶋会長のライバル心と女性問題
西野監督と原副チェアマンは、早稲田大サッカー部OB同士。実務能力の高い原、人気者の西野がコンビを組んで政敵となれば、これほど厄介な相手もいない。
真相は分かりませんが、日刊ゲンダイの記事の内容の方が遥かに説得力があるように思います。
田嶋会長のイメージの悪さのなせる業ですね。
言動を見ていると、スポーツマンらしさは欠片も無く、限りなく漆黒に近いダークグレーな政治家のようですから。
外見は反社会的組織の幹部のようですし。
東京五輪の前に辞めて欲しいものです。
本来は、西野監督に続投させない=西野ジャパンを評価していない、という事で、任命責任から当然田嶋会長も引責辞任となる流れなのですが、大会前の約束だから慰留しなかったとは、上手い言い訳を考えたものです。
そんな中、至極まっとうな記事もあります。
THE PAGE
西野監督退任決定もハリル教訓でクリンスマン反対論が浮上し後任監督が混迷
そもそも今大会の総括がまだ行われていない。その総括をした上で、今後の日本が進むべきサッカーに必要な監督の条件、コンセプトを打ち出し、それを満たす指導者をリストアップして議論していく必要があるだろう。
後任の監督について、田嶋会長は早く決めたいとコメントしているようですが、急ぐ必要はあまり無いと個人的には思っています。
何せ、残り2カ月で候補が極めて限りなく絞られる中、仕方なく(失礼)
就任して貰った西野さんでも、ハリルが高圧的に仕込んだサッカーをベースにあったから、という部分があったとは言え、ある程度の成績を残せたのです。
今大会の経験から、次期監督に求められる要件としては、
・日本のサッカー、選手、文化をある程度知っている事
だと考えていますが、外国人監督でこの要件を満たす人物は多くありません。
上記を満たす国際的に有名な監督はベンゲルくらいです。
(ベンゲルなら何の不満もありませんが、ただ年齢だけが心配です。)
いざとなれば、日本人監督でも良いと思います。
西野監督の後任が外国人でいいのか?こんなにいる日本の優秀な監督たち。
ここでこんなことが書かれています。
クリンスマンを招聘するにしても、彼以外の外国人監督に託すとしても、サッカー協会は明確な理由を示すべきだ。
先日も海外のジャーナリストが理由を挙げてベンゲルを推していましたが、日本のジャーナリストも至極まっとうな事を言っています。
日本サッカーの事を一番考えていないのは日本サッカー協会であるのは間違いないようです。
結局、西野ジャパンの好成績は田嶋政権の延命という日本のサッカーファンの多くを絶望させる結果になってしまいました。