F1 カナダGPでQ2に進出し、予選12位となったハートレーですが、下記の記事の中でちょっと気になる発言をしています。
ブレンドン・ハートレー 「ホンダの新PUはレースで真価を発揮する」
「本当に感触は良かったし、エンジンアップグレードによる予選でのパフォーマンスゲインは実際にはとても小さかったけど、レースではより大きなポテンシャルがあると思う」とブレンドン・ハートレーはコメント。
パフォーマンスゲインは予選タイムで0.460~0.500秒程度と推測され、これが無ければ、予選はハートレーの指定席、17番手あたりだったでしょうから、指定席から脱出に非常に大きな役割を果たしたはずなのですが。
それを「とても小さかった」と言われては、ホンダのスタッフが聞いたら、激怒しそうなコメントです。
ひょっとすると叱咤激励の意図があったのかも知れませんが、ホンダのスタッフにすれば、首になりかかってる奴に言われたくない、かも知れません。
「もっとペースがあったし、11番手は可能だったと思っているけど、フォース・インディアとルノーには手が届かなかったと思うし、12番グリッドを手に入れられたことには満足している。FP3とFP2でも12番手だったし、だいたいそこが僕たちの位置だ」
せめて、Q1からタイムアップした後に言うセリフでしょう。
Q1より遅くなっているのですから、もっとペースがあったのは誰もが知っています。それを達成できなかった事の方が問題だと思ってくれないと。。。
12番手が今の位置だなんて、いつものスーパーポジティブ脳天気ハートレーさんとも思えない発言です。(「ハートレーの位置」かも知れませんが。)
チームが目指している位置はそこでは無いでしょうから、これも今のハートレーの立場を考えれば、思っても言っちゃダメなやつでは無いでしょうか。
いつものように、うまくいっていれば7, 8番手になれた、くらい言わないと。
総じて、ちょっと発言が言い訳じみている気がするのは気のせいでしょうか?
きっと、正直で良い人なんでしょうけどね。
立場が危うい時期だからこそ、発言にも気を付けた方が良いと思わせるハートレーでした。
決勝に向けて、ガスリーのPUトラブルの原因と解決策が見つかり、決勝は新PUで臨めることを祈りたいと思います。