F1 カナダGPの予選が終了しました。
ポールポジションはフェラーリのベッテル、以下、ボッタス、フェルスタッペン、ハミルトン、ライコネン、リカルドという順位でした。
FP1,FP2,FP3と好調だったレッドブルですが、予選に入りフェラーリとメルセデスが巻き返し、今一つの結果になってしまいました。
ですが、メルセデスは相変わらずハイパーソフトには苦労しているようで、ウルトラソフトからピレリが言うほどのタイムアップ(1秒)は出来ませんでした。
中団グループのトップはルノーでしたが、6位のリカルドからやはり0.857秒離されてしまいました。
新スペックPUを入れたトロロッソ・ホンダですが、ハートレーがQ1を8位で通過したものの、Q2進出ドライバーの中で唯一Q1からタイムアップ出来ず、Q3進出はなりませんでした。
Q2でタイムアップ出来ないというのはとても不満です。
僚友のガスリーは16位でまさかのQ1落ちでしたが、実はFP3でPUトラブルがあり、PUを旧スペックのものに交換していたそうです。
F1 Topic:FP3でガスリーの新PUに問題発生、予選は旧スペックのPUで走行?
DAZNでも話していましたので、間違いない模様です。
F1 Topic:ガスリーがカナダGPのFP2で遅かったのは“間違ったエンジンモード”のせい?
この間違ったエンジンモードの使用がトラブルの原因かも知れませんね
ちなみに、Q1でのハートレーとガスリーのタイム差は0.460秒でした。
2人の力量etcが同じとして、馬力に直すと31.3ps差という事になりますから、新スペックPUで30ps以上のパワーアップは果たしていると言えそうです。
深刻なのはマクラーレンですね。
Q2には進出しましたが、旧スペックPUのガスリーを僅かに躱しての14位、15位で、Q2でもそのポジションは変わりませんでした。
ルノー・ユーザーの順位は、3位、6位、7位、9位、14位、15位です。
カナダGP開幕前に、とザク・ブラウンが以下のように予防線を張っていましたが、
マクラーレン 「2021年までF1タイトル獲得はないだろう」
レッドブルは勿論、同じPUを積むルノーにもこんなに離されてしまっては、昨年までホンダに全て責任転嫁して来たエリック・ブーリエやザク・ブラウンの首筋もいよいよ寒くなって来たようです。
マクラーレンだけアップデート幅が小さい!とクレームしたりして。
有り得そうな話なところが怖いですね。
さて、ガスリーのPUトラブルというのが気になりますね。
重大なものではなく、一晩で修復して再利用できる(一晩以上掛っても再利用出来る)ようなものであれば良いのですが、完全にNGとすると、フランスGPではグリッドペナルティという事になってしまいますし、レッドブル・ホンダの実現にも黄信号が灯りそうです。
【続報】
ガスリーのPUトラブルですが、FP3の終盤にパワー低下が見られ、原因調査もあり、予防措置として交換したようです。