先週末行われたオーストラリアGPはベッテルの優勝で終わりましたが、各ドライバーの決勝のベストタイムと最高速度が分かりましたので、まとめてみました。
大半のドライバーが50周目以降にベストタイムを出しているので、リタイヤしたグロージャン以下のタイムはあくまで参考です。
リカルドから5位フェルスタッペンまでが1秒以内、6位バンドーンから12位サインツまでが2秒以内となっています。
ボッタスが8位というのは異常値でしょうから、トップ3の6台と中団グループを形成するマクラーレン、ルノー、フォースインディアの3チーム、というように見えます。
今年のF1は決勝で使用出来る燃料は105kg以下と決まっています。
また、10kg重量が違うと0.3~0.4秒ラップタイムが違うと言われているそうです。
仮に105kgで60周走る計算だったとして、残り周回から残燃料の重量を計算し、重量分速かったら?というタラレバタイムを計算してみました。
重量エフェクトは間をとって10kg=0.35秒としています。
すると、ハースのグロージャンがトップ3の一角に食い込み、マグヌッセンも中団グループに入って来ます。
MGU-Hのトラブルで散々だったガスリーも中団グループの仲間入りです。
順調だったテストから地獄の決勝レースとなったトロロッソですが、ガスリーもポジティプなコメントをしていました。
その理由は、こんな適当な計算でもサインツ並みのタイムになるのですから、より精緻なシミュレーションで中団グループで十分戦えるというデータが出ているのかも知れません。
続いて、最高速度です。
トップは予選時より10km/h近く速くなったヒュルケンベルグでした。
ルノーの2台は予選時310km/h前後で同じくらいの最高速でしたが、10km/h速くなったヒュルケンベルグに対してサインツは10km/hくらい遅くなりました。
2台でセッティングを変えて来た事が推測されます。
フェラーリの2台やトロロッソ、ハースなどは予選時より最高速が大幅に落ちています。空気抵抗よりもダウンフォースを選択したという事でしょうか。
マクラーレンの2台はPUが何であろうとドラッギーなセッティングは相変わらずのようです。
次戦は灼熱のバーレーンGPです。
砂埃や気温などMGU-Hにとって良い事は何一つ無い環境ですが、トロロッソには頑張って貰いたいと思います。