昨日3月22日は「科捜研の女」最終回2時間スペシャルでした。
榊マリコ 最後の事件というサブタイトルをどこかで見掛け、それらしいエピソードがあるかと思いきや、極く普通の内容でした。
番組の途中でも、驚愕の結末、と散々煽っていましたが、副大統領夫人(かたせ梨乃)が近藤正臣演じる死んだはずの天才活動家の夫人か恋人で、彼女を庇っている事は番組の半分くらいの時点で想像できてしまいました。
日本を去ったはずの副大統領夫人が土門から事件の話を聞き、日本に残る事を選択し、40年振りに再会した近藤正臣に「会いたかった」と言いながら、二人抱き合って感動のラスト、なのでしょうが、40年孤独な生活をしていた近藤正臣に対し、かたせ梨乃は日本に残した夫の事など忘れたかのように副大統領夫人に納まっていた訳で、「会いたかった」と日本に残る選択をした事に違和感を禁じえませんでした。
かたせ梨乃の芝居もちょっと・・・・
どうせなら、日系ぽい副大統領夫人の他にお付きの日系人を配役し、近藤正臣が庇っているのは、副大統領夫人と見せかけて、実は40年独身を通して来たお付きの人だった、という方が納まりは良かったように思います。
さて、「科捜研の女」と言えば、ちょっと前から疑問に思っていた事が有ります。
それは、榊マリコはどのような資格で、京都府警科学捜査研究所の法医学研究員を務めているのだろうか?という事です。
若村真由美演じる風丘先生が洛北医科大学医学部病理学科法医学教室の教授である事で分かるように、法医学は医学部で修めるべ学問です。
一方、榊マリコは過去に放送されたスペシャルで、医師免許を持たずに治療行為をした事で始末書を書かされていますから、医師免許を持っていない事は明白です。
Wikipediaによると、「東亜大学卒。大学在学時代は法医学同好会に所属。その後、同大大学院で犯罪学の博士号取得。」とあります。
要するに、法医学について本格的に学んだ事は無く、大学卒業時点では素人に毛が生えたようなレベルであったという事です。
という経歴で、科捜研の法医学研究員として採用されるものでしょうか?
犯罪学研究員ならまだしも、法医学研究員としては恐らく応募要件を満たしておらず、間違いなく書類選考で落されるレベルですよね。
番組を始めた頃は制作者も深く考えていなかったんでしょうけどね。
深く考えていなかったと言えば、今や誰も覚えていない、もしくは知らないように見えるマリコがバツ一という事実。
元夫(渡辺いっけい)は19年前の時点で京都府警本部の刑事部長でした。(シーズン3では琵琶湖北警察署の署長に左遷されてます。)
倉橋刑事部長(渡辺いっけい)、元夫
→有賀刑事部長(松井誠)、全く記憶に有りません
→猪俣刑事部長(村杉蝉之介)、何となく居たなぁ、という感じです
→正宗刑事部長(小木茂光)、不正を隠蔽しようとして逮捕されます
→佐久間刑事部長(田中健)、刑事部長の登場シーンが増えました
→藤倉刑事部長(金田明夫)、現在に至る
なんと!現在の藤倉刑事部長の5代前の刑事部長です。
今の藤倉刑事部長に対する態度を見ていると、元夫がかつてそのポジションに居た感じはまるでありませんね。
さて、次のクールは「科捜研の女」から引き続いて内藤剛志と金田明夫が出演する「警視庁 捜査一課長」です。
今回から大福こと斉藤由貴に代って(スキャンダルの影響でしょうか?)安達祐実が谷中萌奈佳(やなか もなか)役で出演するそうです。
内藤剛志とは「家なき子」以来のコンビだそうですが、そんな事より、大福の代りに最中を持ってくるに違いないと睨んでいます!