昨日終了したF1のプレシーズンテストですが、公開されているスピードトラップの最高速をテスト日毎に整理してみました。
同じチーム、ドライバーでもテスト日によって最高速の傾向が異なり、セッティングを色々試している事が分かります。
メルセデスはハミルトンとボッタスで傾向が違うように感じた為、2台の色を変えてみました。
テスト1 4日目
テスト2 1日目
テスト2 2日目
テスト2 3日目
ルノーは3日目からダウンフォースを付け気味になりました。
テスト2 4日目
トロロッソは最終日だけダウンフォース大き目のセッティングにしたようです。4日間のベストタイムは3日目で、324Km/h位出ていましたので、ダウンフォース大き目よりもメカニカルグリップ重視の方が良いのかも知れません。
マクラーレンはテスト2に入り、ドラッグの大きなセッティングに変えたようです。
最終日マクラーレンも17秒台に突入しましたが、同じ17秒台でもフェラーリは最高速も出るセッティング(メカニカルグリップが大きい?)なのに対し、マクラーレンはお得意のウイングを立ててダウンフォースを得るセッティング(メカニカルグリップが少ない?)である事が分かります。
(ベストタイムの時に上記の最高速が計測されたとは限りませんが)
フェラーリは通して概ねレスダウンフォースのセッティング、レッドブルは日替わりでレスダウンフォースとダウンフォース大き目を試し、メルセデスはドライバーによって(午前と午後で)2通りを試していたように見えます。
タービュランスの影響やストレートで抜かれるリスクを考えると、レスダウンフォースでタイムが出るに越したことはありません。
マクラーレンはタイムこそ出ましたが、ストレートが遅い傾向は相変わらずです。抜かれまくる事は無いと思いますが。
※上記は一番速かったものを抽出しているだけなので、1人のドライバーが1日の中で色々なセッティングを試している可能性も十分にあります。