今日もトロロッソは順調そのものです。
昨日はガスリーがテストを担当し、最終的に169周、テスト終盤に1m18s363というベストタイムを出しました。
昨日は23時時点で102周でしたが、今日は22時45分に100周に到達し、23時31分時点で133周まで周回を伸ばしていますので、170周前後は確実でしょう。(01時01分時点で156周、残り約1時間)
今日170周とすると、初日54周、2日目119周、3日目169周、最終日170周で合計512周。
スペインGPは66周で争われるので、512周は7.75レース分に相当します。
今週はPUを交換しない予定らしいので、この信頼性をパフォーマンスのアップデート後も維持できれば、年間3基ルールもクリア出来る事になります。
ベストタイムも昨日のガスリーの午前中のタイム、1m18s758より若干遅いものの、1m18s949と暫定3位のタイムをハイパーソフトで出しています。
トロロッソは今週に入り、テストの終盤に再度アタックしていますので、最後に1m17s台に突入して欲しいですね。
現時点でのトップタイムはフェラーリのライコネンで1m17s221、次はハースのグロージャンで1m18s412(ウルトラソフト)、そして0時30分にそれまでロングランに集中し、タイムに執着していなかったメルセデスのボッタスがミディアムタイヤで1m18s941を出しました。
カタルーニャ・サーキットは路面が再舗装されたため、タイヤによるタイム差が出にくいとの事ですが、それにしてもちょっと洒落にならないですね。メルセデス恐るべしです。
ルノーがGPSのデータを分析したところ、レッドブルでメルセデスの0.3秒遅れ、フェラーリはそれに続く3番手という結果だったらしいです。
あと、昨日今日とハースの速さも不気味です。
一方、マクラーレンは相変わらず苦労しています。
今日はターボのトラブルでエンジンを載せ替え、0時半にようやく50周を超え、1時1分時点で67周となっています。
更に今日苦しんでいたのが、ギアボックスにトラブルが発生したルノーです。
1時1分時点で22周しか出来ていません。
が、スーパーソフトでウルトラソフトのアロンソから0.15秒遅れ程度と比較的短い周回でポンとタイムを出しています。
トロロッソがあまりに順調で思わず期待してしまいますが、実際問題としてはホンダとのパートナーシップの成果が現れるのは19年と考えていて、今年は中団グループの上位が目標なのに対し、シャシーは最高でルノーPUなら優勝も有り得るくらいの大口を叩いてしまったマクラーレンは本当に窮地に追い込まれたと言えるでしょう。
今の雰囲気だと、下記のような感じだと思います。
・トップグループ:メルセデス、レッドブル、フェラーリ
・第二グループ:ハース、フォースインディア、ルノー、マクラーレン、トロロッソ
・最下位集団:ウイリアムズ、マクラーレン、ザウバー
これで、ハートレーが残り1時間で17秒台に突入しようものなら、2週間後が楽しみでなりませんね。
と書いたところで、まずサインツがタイムを伸ばし、1m18s092まで縮めて来ました。
そして、アロンソが今テストで2チーム目となる1分17秒台(1m17s784)に突入です。
前にも一発の速さはあると書いた気がしますが、信頼性には疑問符が付くものの、一発の速さは想像以上のようです。
但し、今のような状態(レースごとPU交換)にですと、PU交換のペナルティで最後尾に回されるので、多くのポイントは難しいですね。
いずれ改善してくるとは思いますが。
いずれにしても、第二グループは大混戦です!