テレビ東京金曜20時のドラマ「カクホの女」が明日最終回を迎えます。
2時間スペシャルですが、第7話での最終回はちょっと短いですね。
7.7%とテレビ東京のこの枠としては良い視聴率で始まったドラマですが、第4話で3.7%と落ち込んだのが原因かも知れません。
翌週は6.8%、先週は6.6%とやや戻しているので、判断を早まったかも。
さて、最終回では名取裕子の婚約者 鶴見辰吾の死の真相が明かされるはずです。
予想の為にこれまで分かっている事を整理してみます。
・鶴見辰吾は警視庁の刑事で、ある事件を追って神奈川県警管轄で潜入捜査を行っていた。
(当然、神奈川県警の了解は得ていたはずで、警視庁警務部長の高橋克典も潜入捜査について知っていたと推測される。)
・第一発見者は麻生祐未。
・第一回放送によると麻生祐未は鶴見辰吾の遺体発見現場で誰かに向かって発砲している。
・麻生祐未は生前の鶴見辰吾に会った事が無いと話している。
・高橋克典は鶴見辰吾と麻生祐未が現場らしきところで会っている写真を鶴見慎吾の父 伊東四朗と名取裕子に見せている。
・名取裕子は後日その写真は合成と断定した。(根拠は不明)
・麻生祐未と神奈川県警刑事部長の渡辺いっけいは公になると大問題になる秘密を共有している。
・渡辺いっけいは当件に関する名取裕子と麻生祐未の関係を気にかけており、それを誰かに報告している。
ミステリーのお約束として、犯人は登場済み人物でなくてはならない、というのがありますから、これまで登場している人物が犯人という事になります。
麻生祐未というのは考えにくいので、残るは高橋克典と渡辺いっけいとなります。
真犯人は高橋克典で、渡辺いっけいの報告相手も高橋克典、渡辺いっけいは現場の工作を麻生祐未に依頼したというところでしょうか。
工作した事を口止めしただけという可能性も否定できませんが、その場合は麻生祐未の方が圧倒的に強い立場になると思うので、可能性は低いと思います。
分かりにくいのは、潜入捜査の内容が明かされておらず、殺害の動機が不明な点です。
高橋克典が神奈川県の反社会的組織から利益供与を受けており、その発覚を恐れ、潜入捜査させた鶴見辰吾を殺害したというところでしょうか。