2月2日 日本相撲協会の理事選挙が投開票され、貴乃花親方が落選しました。
結果としては相撲協会に自浄能力が皆無である事を強く印象付けるものでした。
貴乃花親方は出馬にあたり、自身のホームページで所信表明をしており、その内容は多くの人が賛同する極めて真っ当なものでした。
残念ながら、貴乃花親方の得票は2票で、大半の親方はそれには賛同しない、即ち公益性は考慮せず、協会の利益のみを考える旧態然とした組織の維持を支持した事が判明しました。
そもそも、公益法人の理事選挙でありながら、候補者の適性等は一切問われず、春日野親方のように、つい6,7年前に弟子をゴルフクラブで殴り、4年前には弟子が兄弟子に暴行され病院に行こうとするのを妨害するような、親方としても資質も疑われるような人間も立候補し、当選しています。
日本相撲協会は公益を目的とする事業を行う公益法人です。
公共の利益を目的とするには、世間一般の人と同じ感覚が無くてはいけません。
が、残念ながら、評議員、危機管理委員、理事のほぼ全てが自分達は世間一般とは違うと思っているのでしょう、世間からかけ離れた感覚の持ち主のようです。
アイアンで人を殴って「問題無いと思った」など、何をしても死ななきゃセーフ、と同義でしょう。
こんな組織なのに本来徴取すべき税額が優遇され（その分血税が投入され）ているのは、全く納得できません。
一刻も早い公益法人認定取り消しを望みたいところです。