池の水ぜんぶ抜く大作戦6~今年も出た出た!正月3時間スペシャル~ | masashik0305のブログ

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とは言え、自作PC関係の話やF1関係の話、ドラマの話なんかがメインになると思いますが。

生態系を破壊する外来種の駆除と在来種の保護という観点でも評価の高い、池の水ぜんぶ抜く大作戦、1月2日にスペシャルが放送されました。

 

年末スペシャルで初めてこの番組を見たのですが、少し気になっている事が有ります。

 

それは、予算と時間の都合で水抜きや駆除, 保護が中途半端に終わっているような印象を受ける事です。

(正月スペシャルでは、泥抜きの際に、予算と時間の都合で全部は出来ない、と業者の方が話していました。)

 

特にライギョがいると言われていた池では、ライギョは泥に潜って数か月生きられると言われていますので、数か月天日干ししないといけないような。。。

 

在来種よりも外来種の方が繁殖力が高いため、今のようになっている訳ですから、素人考えですが、外来種が少しでも残っていると数年後には元の木阿弥になってしまうような気がします。

 

水抜きから数か月後にカワセミが飛来するようになったと喜ばれていますが、数年後もその光景が維持されると良いのですが。

 

また、正月スペシャルは秋に水を抜いた日比谷公園の池の前で撮影が行われていました。

池の底が見えるようになったと喜んでいたのですが、そこに錦鯉の姿が。

コイは琵琶湖の野鯉以外は基本的に外来種であるとして、番組では駆除対象となっている生物です。

生態系的には長年在来種と思われていたくらいなので、他への影響は少ないので問題はないのかも知れませんが、それがまた池に放されているところが映ってしまったのは、番組としてちょっと不味いような。

 

あと、外来種や在来種関係以外の専門家として東大の技術職員の方が「○○の研究をしている」と紹介される場面を年末と正月の2回見掛けたのですが、技術職員は研究職である教授、准教授、講師、助教の実験の手伝い等をする職員で、研究は断じてしていません。

 

勿論、研究職の方と日々一緒に居る訳ですから、その方面への関心も高く、知識も並外れているのは間違いありませんが、「研究している」と紹介するのは明らかな間違いです。

 

ところで、捕獲した外来種はどう処理しているのでしょうか?

国内外来種(他地域の在来種)は本来はDNAを調べて、合致するDNAを持つ種が在来種として生息する地域に放すのが一番良いと思いますが、予算的にそこまでやっているとは思えませんし。

 

正月スペシャルでは環境省の政務官(政治家)も参戦していましたので、番組に補助金でも出して、水もヘドロも徹底的に抜くような事をやって欲しいと思います。