先日のドラフトで社会人捕手を2位と3位の上位で指名し、更に育成でも2名指名して、周囲の首を傾げさせた巨人ですが、本日、實松捕手に戦力外を通告したそうです。
今季の巨人の捕手は、以下の5人でした。
補強戦略が無い球団とは言え、年齢のバランスが良くないですね。
・小林 誠司(28歳、今季4年目)
・相川 亮二(41歳、今季23年目) -> 引退
・實松 一成(36歳、今季19年目) -> 戦力外
・宇佐見 真吾(24歳、今季2年目)
・鬼屋敷 正人(26歳、今季8年目) -> 戦力外
そこへ持って来て3人が引退もしくは戦力外で居なくなります。
捕手は最低でも1軍と2軍で各3人、計6人必要と言われていますので、先のドラフトで計4人指名して計算上は合っているように見えます。
が、オーバーラップ期間無しに入替というのは、余りにリスクが高いと思います。
本当にここのフロントと監督/コーチには知能が無いんじゃないかと思いますが、補強が1年遅いまたは戦力外にするのが1年早いと思います。
村田(修)の戦力外にしても世代交代といいながら、実力で村田(修)を脅かす若手など全く育っていない訳です。
仮に候補が岡本であれば、半分の試合の先発を任せられるというレベルになってから、村田を戦力外にするべきでしょう。
私であれば、以下のような布陣を考えます。
青字:若手、赤字:ベテラン、黒字:中堅
捕手 主:小林、従:宇佐美、不測の事態:實松
1塁 主:阿部、従:宇佐美、1/3くらいは宇佐美先発
2塁 主:マギー、従:吉川、併用、不測の事態:山本
2年目の外国人は絶対成績が低下するので、1/3くらいは吉川先発
3塁 主:村田、従:岡本、1/3くらいは岡本先発
遊撃 主:坂本、不測の事態:吉川
巨人ベンチの考え(本当に世代交代するなら:予想)
捕手 主:小林、従:宇佐美、不測の事態:新人
1塁 主:阿部、従:宇佐美
2塁 主:吉川、従:山本、不測の事態:中井?
3塁 主:マギー、従:岡本
遊撃 主:坂本、不測の事態:吉川
マギーについてですが、2年目の外国人は絶対成績が低下するので、今季ほど絶対的な信頼を置いて良いか良く分かりません。
少なくとも期待外れに終わる覚悟と準備は必要だとおもいます。
また、全試合出場は期待出来ない阿部の不調と小林もしくは宇佐美の故障などが重なった場合、新人に捕手を任せないといけない場面も出て来ます。
リスク高過ぎですよね。
若手が伸びないのは、そもそもスカウトした人材が良くない事もあると思いますが、育成に当たるコーチと、1試合か2試合で見限ってしまい辛抱強く起用する事の出来ない由伸の責任が大きいと思います。
ひょっとして誰にも頼れない環境を作って、由伸の短気な起用法の退路を断ったのかも知れません。
2塁と坂本のバックアップは吉川で行けそうに感じていますが、いずれにせよ、サードを守る中堅と若手、坂本の次を担うショートが相変わらず見当たりません。
岡本はプロで特に巨人で成功するには顔が優し過ぎると感じていますので、あと何人か必要でしょう。
やはり、安田尚憲に行って欲しかったですね。