8月31日、「絶対に負けられない戦い」を通り越し、「絶対に勝たねばならない戦い」となっていたW杯アジア最終予選で、オーストラリアをホームに迎え、見事 2 - 0 で勝利し、6大会連続での本選出場を決めました。
試合後のインタビューで個人的な理由で辞任すら匂わす発言をしたハリルホジッチ監督ですが、試合前には引分けでも更迭という雰囲気になっていました。
思えば、過去の代表監督の中で、海外組優先かと思えば前言を翻すような一貫性の無い代表選考や志向するサッカー戦術などによる解任論が一番強かった監督のように思います。
日刊スポーツでジーコ以降の歴代の代表監督の戦績がまとめられていたので、数字で見てみる事にしました。
対戦相手や親善試合も含まれる為、清宮君のホームラン数のように単なる数字のお遊びに過ぎませんが。
日刊スポーツまとめのようにPK戦を引分け扱いにすると下記のようになります。
太字は予選を勝ち抜き、本選を指揮した監督です。
予想通り、引き継いだ岡田ジャパンと比較してもオシムジャパンの戦績はかなり良いですね。
倒れずにそのまま監督をしていてくれたら、と思わざるを得ません。
タレント的には揃っていたはずのジーコジャパンはやはり低調でした。
一番駄目な監督は何もしない監督という事なのでしょう。
これを見ると、ハリルホジッチは勝ち点3を奪う確率は歴代1位、勝ち点を取れずに終わる確率も最も低い事が分かります。
続いて、PK勝ちは勝ち点2、PK負けは負け、とした場合の戦績表です。
平均勝ち点の6監督の平均は1.930になっています。
勝率こそオシムに次ぐ2位になってしまいましたが、平均の勝ち点ではそのオシムに0.126ポイント差を付ける圧倒的な成績です。
見るからに頑固親父という雰囲気がそうさせているのかも知れませんが、数字だけ見ると、戦績に対して不当に評価の低い監督という事が言えそうです。
JFAもアギーレが代表に必要なものとして挙げている、「敵地での経験」を積める試合を多く設定して、ハリルホジッチをサポートして欲しいと思います。