8月26日にボクシングの6階級制覇チャンピオンで49戦無敗のフロイド・メイウェザーとUFCの2階級同時制覇チャンピオン コナー・マクレガーの試合が開催されます。
メイウェザー40歳、マクレガー29歳、プロレスなら気にする事の無い年齢差ですが、特にメイウェザーがスピードと目の良さで、相手に当てさせずにちょっとだけ当てるスタイルで不敗を続けて来ただけに、気になるところです。
マクレガーは典型的なストライカーで、殆どの試合をパンチでダウンを奪ってからのパウンドで勝利して来ています。
日本での放送というか配信はDAZNのみのようですが、そのDAZNでメイウェザーとマクレガーのこれまでの戦いのダイジェスト版を配信しています。
マクレガーの方を見ていて思ったのですが、総合格闘技では、相手がダウンすると、間髪入れずに追い討ちを掛け、パウンドで戦闘不能か戦意喪失に持込み、レフリーストップで勝つ、というのが打撃系選手の勝ち方です。
ボクシングで見られるような、長いラウンドを掛け、じわじわとダメージを蓄積させて最後にKOするという戦い方は有りません。
しかし、今回はボクシングルールの試合です。
そうです。ダウンした相手を攻撃することは出来ず、ダウンした側は8カウントくらいまで休めるのです。
とすると、マクレガーが勝利するには、ほぼ一撃で倒し切る、もしくはそれを試行し続けて最後は倒す、しか無い事になります。
一方、メイウェザーは元々パンチ力がある方ではありませんので、じわじわダメージを与え続けて行く戦い方はお手の物です。
ストライカーであるが故、短期決着が多いマクレガーは決してスタミナがある方ではありません。
まして、UFCはタイトルマッチでも5分5Rですから、マクレガーにとってボクシングの9R後半からは未経験の領域になります。
対して、メイウェザーは判定勝ちは負けと同じと言っているそうです。
10Rとか11Rまで引っ張り、相手のスタミナ切れを待ってKO勝ちするのも判定と大差無い気がするので、意外と早い回に勝負に出るのかも知れませんが、メイウェザーの事ですから、そう言いつつ、「どんな手を使おうと、勝てばいいんだ」と北斗の拳のジャギみたいな考えなのかも知れません。
いずれにしても楽しみに1戦には違いありませんね。