ネット時代の記者/コラムニスト | masashik0305のブログ

masashik0305のブログ

ジャンルを問わず、思い付いた事、気になった事を書いていきたいと思います。

とは言え、自作PC関係の話やF1関係の話、ドラマの話なんかがメインになると思いますが。


以前にも同じような事を愚痴ったような気もしますが、本日また酷い記事を見付けてしまいました。

ドイツはなぜ強いのか。育成年代では日本が圧勝も、その後に生まれた大きな違い

記事中、02年日韓ワールドカップ前の国際ジュニアユース大会でドイツU15代表が日本の県選抜チームに負けた事を紹介し、
戦績は乏しくなかった。だが、この遠征から新たなドイツとしての歩み、将来に向けての大きな手応えと財産を手にしていた。」
とまとめた文章がありました。

全くの意味不明です。

問題は、「乏(とぼ)しくない」ですが、貧乏の"乏"ですから、良い意味では無い事は容易に想像出来ると思います。

それを打ち消している訳ですから、悪くない、という意味になります。

悪くなかった、が、手応えを手にした、では意味が通りません。

「手応えを手にした」、に続けるのであれば、「悪くなかった上に」もしくは「悪かったが」でしょう。

恐らくは、芳(かんば)しくない、と書きたかったのでは無いかと思うのですが、誤変換しようにも読みが全く異なり、どうすればこのような間違いが起きるのか理解不能です。

「乏しい」を良い意味だと思って書いたとしか考えられません。

ネットでは、誰でも記事を書き、公開する事ができます。

紙媒体であれば、編集者が校正してくれますが、そのような仕組も無く、この人のように、文章力以前に日本語を知らないのでは無いかという人が散見されます。

書いている人が、記事にテーマについて、物凄く知見が有り、有意義な事を書いていたとしても、日本語が間違っていては、内容の信憑性も失われてしまいます。

そのうち「乏しくない」が「良くなかった」という意味になってしまいそうで心配です。