今更ながら、イギリス EU離脱について | masashik0305のブログ

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ジャンルを問わず、思い付いた事、気になった事を書いていきたいと思います。

とは言え、自作PC関係の話やF1関係の話、ドラマの話なんかがメインになると思いますが。


イギリスの国民投票から、2週間ちょっと経ちました。

結果は、ほとんど世界経済に対する自爆テロという事態になっています。

昨年の今頃、190円を超えていたポンドは、投票の結果が出た6/24には160円から133円まで一気に下がり、今は130円を割っていて、まさに自爆です。

余談ですが、テニスのウインブルドン大会は今年優勝賞金を増額したらしいのですが、ポンド建ての為、ドル換算だと昨年よりかなり減ってしまうそうです。
ポンド/ドルでも昨年の76%位ですから、当然と言えば当然ですね。

それがテロだとも、自爆する事になるとも、認識せずに離脱に投票してしまった人も多いと思いますが、残留を信じて、離脱に投票した人も相当数居たようです。

直税に残留派の議員が殺害され、その後、残留派が優勢となりましたが、その事件が無ければ、拮抗した状態のままで、残留を信じた人達が離脱に票を入れる事はなかったでしょうから、あの事件が仇となった可能性もあります。

また、離脱派の独立党党首は、拠出金を医療制度の充実に充てるという公約を保証出来ないとして、国民投票後に撤回し、辞任してしまいました。

離脱すればイギリス経済の悪化は確実で、拠出金を医療制度の充実に充てるなど不可能である事は分っていたはずですから、離脱派の勝利は有り得ないという前提で立てられた公約だと推測され、この人も残留を信じていたのではないかと思います。

また、キャメロン首相との対立構図だけで離脱に賛成していたジョンソン元市長も保守党党首選から降りてしまいました。この人も残留を信じていた口でしょう。

二人とも政治的な発言力アップの為に、自爆テロを装っていたのが、本当に自爆しなくてはいけなくなり、逃げ出したように見えます。

今は、自爆テロの時限式爆弾のスイッチが押された事が明らかになり、
・以前からそれを懸念していた周囲が動揺し、
・自爆テロと認識していたが、勝つとは思っていなかった離脱派が責任から逃れ始め、
・更に、自分の身体に爆弾が巻かれており、外れない事に気付いた人達が後悔し始めている
という状況でしょう。

こんな政治の駆け引きでブラフに使ったカードで離脱しなくてはいけなくなって良いのでしょうか?

この国民にして、この政治家有り、という事なのかも知れませんが、この都民にして、あの都知事、の日本も他人の事は笑えません。

国民投票の結果に法的拘束力は無いそうなので、まだ解除は可能です。

その状態で今の状況ですから、解除不能、爆発確定となった場合、一体どうなってしまうのでしょうか?

個人的な考え(願望)としては、60:40で結局離脱しない(出来ない)のでは無いかと思っているのですが。