水曜ミステリー9 鎖 女刑事 音道貴子 | masashik0305のブログ

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とは言え、自作PC関係の話やF1関係の話、ドラマの話なんかがメインになると思いますが。


昨日はテレビ東京 水曜ミステリー9で特別企画 乃南アサ サスペンス「鎖 女刑事 音道貴子」が放送されました。

簡単にまとめると、
・占い師の家で4人が殺されるという強盗殺人が発生
・家に残された(取引の無い)銀行のノベルティーから隠し口座狙いであった事が判明
・銀行退職者をあたる主人公
・以前主人公が担当した事件の被害者で今回の犯人グループの1人(A)が主人公を見掛けた事で、
 警察の捜査が近辺に及んでいる事を知る
・主人公が犯人グループの1人の銀行退職者の住居まで辿り付きそうになり、Aが主人公に声を
 掛け、拉致(銀行退職者は他のメンバーに殺害されていた)
・Aの携帯から、位置を特定、包囲(犯人グループも包囲されている事に間も無く気付く)
・Aの携帯に電話し、突入の合図を決定
・主人公が殺されそうになった際、Aが止めに入り、Aの身に危険が迫り、突入の合図
・突入して、犯人グループ逮捕

といったような感じなのですが、犯人グループがかなりポンコツです。

まず、包囲されている事に気付いた際、普通は「何故、ここがバレたんだ!!」だと思うのですが、場所が特定された事に疑問を持っていないようでした。

また、電話が掛かって来た時も、警察が何故番号を知り得たのかについても、何の疑いも持っていません。

携帯の電波で基地局が特定できる事は常識ですから、携帯から持ち主が辿れないよう細心の注意を払うべきでしょう。

通常は「何故、警察が番号を知ってるんだ!!」となり、Aに対して「まさか、携帯の電源入れたんじゃないだろうな!」という展開だと思います。

犯人グループの構成もかなり特殊で、
主犯格 一見知能犯風
共犯1  元ボクサー、激昂しやすくインテリジェンスの欠片も無し
共犯2  Aのヒモ?、こちらも激昂しやすくインテリジェンスの欠片も無し
共犯3  A、子供からのメールを受信した際、位置を特定された
共犯4  殺害された元銀行員、占い師に隠し口座をある事を言い出した男

主犯格を知能犯"風"としたのは、上記のような抜けやこんなメンバーで良しとした為です。

最初の強盗を考えても、家人を銃等で脅す役、家人を拘束する役、の2人もしくは3人で十分で、主犯格と共犯4の2人で犯行に及んでいれば、恐らく捕まる事は無かったのでは無いかと思われます。

正直、捕まって然るべきレベルの犯人達で、原作の問題なのか脚本の問題なのかわかりませんが、残念ながらドラマとしての見所もほとんどありませんでした。

来週は、伊東四朗の近松丙吉です。
こちらは13回目ですから、安心して見ていられると思います。