テレビ朝日 土曜ワイド劇場の枠で「ドラマスペシャル 叡古教授の事件簿」が放送されました。
土曜ワイド劇場時代に放送されたシリーズは「土曜ワイド劇場」として放送されるようです。
さて、「叡古教授の事件簿」ですが、ココリコ田中が刑事(警部補)として登場します。
通称が「ダメキャリ」ですので、あの年齢で初任の警部補から全く昇進していないというのは有り得ないと思いますが、恐らくキャリアなのでしょう。
更に、母親が国家公安委員長(国務大臣です)というサラブレッドです。
係長(警部補)は勿論、その部下の巡査部長からも凄い勢いで叱られています。
話としては面白いですが、階級社会の警察は勿論、民間企業でも自分より階級が上の人間にあんな態度を取る人間は居ないでしょう。
平社員が係長を呼び捨てにして罵倒するようなものです。
更に将来的には自分より2階級以上階級が上になる事が確定している相手です。
おまけに民間企業で言えば圧倒的な支配力を持つ持株会社の社長の息子なのです。
国家公安委員長の息子という事は周囲に隠していた可能性がありますが、刑事局長の弟でも下にも置かない扱いなのに、有り得ないですよね。
でも、どうして刑事ドラマってキャリアを登場させたがるのでしょう。
警察官の採用人数は年14,000-15,000人(全都道府県)に対し、キャリアは15人程度、0.1%しか居ないのです。
普通の企業であれば何十年に1人しか現れない逸材という事です。
ココリコ田中の役はキャリアかどうかストーリーに関係ありませんし、無理にキャリアにする必要は無いと思います。
出すなら滅茶苦茶優秀な人材として登場させるとかして欲しいものです。