火村英生のドラマ | masashik0305のブログ

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ジャンルを問わず、思い付いた事、気になった事を書いていきたいと思います。

とは言え、自作PC関係の話やF1関係の話、ドラマの話なんかがメインになると思いますが。

有栖川有栖の作家アリスシリーズを原作としたTVドラマ『臨床犯罪学者 火村英生の推理』が始まりました。

「臨床犯罪学者 火村英生の推理」は角川ビーンズ文庫から出版されている自薦短編集3冊と既刊の再発行5冊のタイトルです。

火村はじめ登場人物のキャラはドラマオリジナルと思った方が良さそうです。
火村はあんなにしゃべりませんし、「この犯罪は美しくない」なんてセリフも吐きません。
こんな不穏当な台詞を吐く人間に警察が協力を依頼する訳無いでしょうに。

半沢直樹の影響か、主人公に決め台詞を吐かせたがるドラマが増えてますね。

各話のエピソードも角川ビーンズ文庫「臨床犯罪学者 火村英生の推理」収録のものに留まらず、作家アリスシリーズの作品をミックスしてかなりアレンジしているようです。
原作レイプなんてプレビューもありました。

第1話「絶叫城殺人事件」の元ネタ
<オープニング>
「暗い宿」収録『201号室の災厄』(トリックのみ)

<本編の骨格>
「絶叫城殺人事件」収録『絶叫城殺人事件』

<シャングリラ十字軍>
「暗い宿」収録『異形の客』と「白いうさぎが逃げる」収録『地下室の処刑』に登場
シャングリラ十字軍のリーダーは原作では男性。
ここで登場させた理由は不明です。

<有栖川有栖の部屋のカナリア>
「臨床犯罪学者 火村英生の推理III ダリの繭」と「長い廊下がある家」収録『天空の眼』に登場
「絶叫城殺人事件」の原作ではアリスは執筆の為、東京のホテルで缶詰になっていましたので、カナリアを預かれないのですが、本編の解決に関わるので登場させて置く必要がありますね。

<<登場人物>>
警察関係者は全てドラマオリジナルです。
原作の犯罪発生場所は京都、大阪、兵庫で3の府県警察本部の人が登場しますので、集約したんでしょね。

学生も原作には基本的に登場しません。

フラジャイルはストーリーは悪くない感じですが、演技がぶち壊してますし、ヒガンバナは非現実的にも程があるので、相対的にはそこそこの出来なんじゃないでしょうか。

視聴率が楽しみです。