今年も最後におみくじを引きました | 松村マサル子の日常に訊け!

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役者・松村マサル子の日常で起こったことや感じたことを綴ります


今年の年始挨拶シリーズもいよいよフィナーレ。行く先が減って例年よか楽になったのに、やっぱ余裕カマしてたのかなぁ。1週間使うコトになっちまったい。まぁ、サボって昼寝するだけのぶっこきっぷりだったしね。
まぁいい、とりあえずは去年暮れからの怒濤の流れもココで一区切りなンだし。となるとだ、やっぱココに来るコトになりまさぁね。最後に訪れるべきグランドフィナーレは国宝・歓喜院さんですよ。いや、ココでやってる幼稚園なンだけどね。でも毎月集金に来るのは社務所、やっぱ挨拶せにゃならンやろ。
で、毎年恒例の初詣を、ってワケだ。

毎年そうだけど、露店の残骸みたいな寂しさですわねぇ。七草粥の日ともなりゃそンなモンだね、さすがにもう参拝客も来ねぇだろうし。明日撤収するから、とりあえずまとめとこう、みたいな。
いつも思うのね、1つくらいテントやっててオヤツの一つも買わせてくンねぇかなぁって。今年も叶わなかったか。そういう日だモンな。
寒風吹きすさぶ中をじっと堪えて店開きを続けてるのは手相のオバチャンだけよ。前を通りかかった人がぎょっとした目でその道祖神的な姿を見てた。寒さ&うら寂しさな風景に似合う人ですな。このシチュエーションにこういう脇役は必要。

さてさて、これまた毎年恒例。やっぱおみくじを引かなきゃ年始回りは終わンねぇぜ。真っ先にお参りしてね、その後に挨拶に行ってさ、「ついでで申し訳ないですけど、一つお願いします」。コレがいつものパターン。一種の気遣いよ、一応は。
でも、あれ?今年はもう店じまいしようとしてやんの。まだしまってなかったからいいけど、むしろ作業のジャマになったか?全然気遣いになってねぇし。でも言っちまった手前、もう引けねぇ。迷惑かも知ンないスけど、よろしくッスですます。
で、引いた68番は何ンだって?

大吉!初めてじゃね?嬉しいけど面白味がねぇな。大凶!ドカーン!ってのが一番おいしいのになぁ。表現者ってのは複雑なモンなのさ。で、なになに…。
「たとえ職責軽き人たりとも大切にして仕事に勉強すれば家内仕合せ極めてよろし」「望み事叶ふ」「あらそひごと勝ちなり」「ゑんだん吉」「売買い吉、あきなひも吉」。おいおい、いいコトしか書いてねぇじゃん。表現者と言ってもアタシも人の子、そう言われたら悪い気はしまへんよ。「職は金・土・木・紙に縁あるものよし」、…難しいお題やな。絡めるネタをどうやって捻るのか、食品会社のウチじゃ縁のないモンばっかでっせ。
でも単純なモノで、いいコトばっか並べられたらさ、やっぱね。おいしくはないかも知ンないけど、こういうのって滅多に見てこなかったからさ。変にウキウキする感じ。マジで単純やなぁ。
去年から長く続いてた過酷なロード、最後にご褒美をもらったような気分だね。ってか、今年1年に期待させられちゃうわね。