お節料理に苦しめられました | 松村マサル子の日常に訊け!

松村マサル子の日常に訊け!

役者・松村マサル子の日常で起こったことや感じたことを綴ります


新年明けましておめでとうございます。
日本海側の長く続く大雪をよそに、埼玉県北西部地方はピーカンでございます。申し訳ないくらいに穏やかな正月でございます。遠くに見える赤城山の白い上着もよく見えます。まぁまぁ、手前のビニールハウスがビジュアル的に艶消しではありますが。
いつもだったらさ、1年の疲れでグダグダしたいトコだけど、3が日までいる妹に召集掛けられちまってね。ちょいとよさ気なお節を用意したから食いに来やがれ、このヤロー、と。
医療関係2年生の社会人たる姪っ子は今年も元日から仕事らしいのね、まだコロナが怪しい御時世じゃそうなるのかな。ソレに引っ張られて兄貴夫婦も正月は来ないと。そうねぇ、大義名分的に言やぁそうなるのかね。気持ち的に考えりゃどうかと思うけど。でもまぁ、今はヤツちは顔合わせたかねぇしな、ちょうどいいかもな。いや違うな、そのせいで食う人員が必要になったワケだからな。やっぱ迷惑だわな。
だってさ、俺の夕食ったらさ、基本になるのが酒であって。どンなに豪華なメシが目の前にあっても、ソレはあくまでツマミでしかないワケだよ。食え食えっつわれても困るのさ、自分のペースが狂うだけなンだから。
でもまぁ、ではありますな。気ィ使うのもまた大人ってなモンで。別に豪華なメシを欲してるワケでもねぇけど、実家で出されるモノを見ると、いつもの自分のメシの貧相さも目の当たりにするモンで。
まぁいいや、ソレは妹孝行だったり親孝行だったりすンだろ?たまにする分ならバチも当たるまい。行ってやるよ。

うっ!…すき焼きの今半できたか。そらぁ残すワケにいかねぇわな。分かりましたよ、頑張って食いますよ。
でもやっぱ、俺の夕飯ったら基本が酒であって、まずビール持参が最初だからさ。迎えに来てもらっちまったよ、夕食会のために。元々飲みスケのヤツだけど、今は病気の関係で一切飲ンでないらしいのね。飲みたくもなくなったとか。だからこそに送り迎えなンだけど。…余計行きたくなくなるっつーの。
ま、そうは言ってもね、一応は孝行っつーコトでね。自分ペースじゃねぇと酔いも回るわなぁ。想定以上に食えないままにギブですわ。ホラ、俺は昭和の演劇人だからさ、汚ねぇ飲み屋で塩舐めながら飲むスタイルだから。急に食えっつわれてもね。しかも1年の疲れも出てるからね。体がグダグダしたいって訴えてるのかも知ンないのね。
こンなモンでごカンベンですよ。早く寝かしてもらいたいッスよ。
人を喜ばすのって難しいなぁ。体を張ンなきゃいけないンだよなぁ。