新規取引の交渉が長引きました、末に | 松村マサル子の日常に訊け!

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役者・松村マサル子の日常で起こったことや感じたことを綴ります

4月14日、新規取引の商談に行ってきてさ。ソレまでも1回担当者に会ってるし、そっから何度も電話で連絡してる後でのこの日だったンだよ。

ピカピカの真新しい老人福祉施設、確かオープンは去年11月くらいだったか。できたてホヤホヤですよ、超昭和な表現を使ってみましたよ。
この前の道路を俺は結構通るからさ、あ~何ンか造り出したなぁみたいに見てたンだ。基礎工事から知ってるから。で、どんどん形になってくにつれて、お~コレはソッチ方面の建物かも知ンないなって。電気工事のトラックとかが停まってるようなタイミング、場所から検索してみてさ、やっぱコイツぁソッチ系らしい。よし、だったら一丁お得意の飛び込み営業カマすしかねぇだろ。
ってなワケで、初めて連絡取って担当者と会ったのは去年の暮れ。随分若い責任者だわ、しかも180の俺よか全然デカいし。俺に経験はないけど、タッパのある若いイケメンはモテやがンだろうなぁ。ムカつくわぁ。ムカつく代わりに契約くンねぇかなぁ。代わりに?

「オープンしたばかりなのでバタバタしてまして、具体的な話はもう少し待ってもらえますか?でもこういう商品は欲しいと思ってましたし、個人的にも向こうのコンビニで(ウチのカタログの)この辺りを買ってから来てますので」。いい感じじゃん、バリバリ脈ありそうですよ。まぁまぁ、新しい施設ともなりゃ落ち着くまで時間は掛かるモノ、だったら落ち着くまで待ちますよ。また改めて連絡しますンで。
ってな話をした後。…もう何度電話したかなぁ。「ただ今外出してまして」「すいません、会議中なンですよ」「介護にあたってる最中です」「本日は休みです」、全~ン然電話出来やしねぇ。10回以上こンなコトを繰り返しゃダメだと思うのが当然だわな。社交辞令って言葉は俺も知ってるし、去年の言葉をガチで信じるモンでもねぇのか、とかね。やっぱイケメンてぇヤツぁ信じるモンじゃねぇのさ。いけすかねぇヤローだぜ。
「何度も申し訳ありませんでしたね。でしたら来週、松村さンのご都合のいい日はドコですか?」。

諦めかけながら、いつ電話をやめるか考えてた時だよ、いきなり本人に繋がって。で、この4月にやっと具体的な話が出来たンだ。方向は違うし想定よか小っちゃくなったけど、予想外に取引が始まる運びになりまして。いや、やっぱ人間、諦めちゃいけないってこった。
っていうかナンですな、ホラ、人は顔にその人柄が出るっつーじゃん?イケメンってのは誠意あるいい人だからいい顔になるワケだね。こういういいイケメンを悪く言っちゃいけねぇよ。悪口なんぞ言ってるヤツがいやがったら俺が承知しねぇぞ!
ちなみにこの施設、他にも本店含めて2つ支店があるのね。取っ掛かりになればいいなぁ。