こっからまた新シリーズスタート、そろそろビジネスネタでもいこうかね。今年もアタマから色々あったモンで。ってなワケで、いきなり遡って1月24日の出来事。
ムダに道路が広いなぁ、たまにしかクルマが通らないから余計にそう見えるのか。人なんざ全く歩いてないし、クルマったってデカいトラックとかダンプが中心、所謂働くクルマばっかやね。轟音を立ててね。
なるほどね、深谷と熊谷の間にこういうトコがあったのね。軽く通り過ぎたコトはあったけど、このエリアにじっくり入り込ンでまじまじと見るコトもなかったな。出戻りで移り住ンでもう11年、なのに街の中にゃぁまだまだ知らない部分があるモンですなぁ。深谷市も広いからね。
この日にやって来たのは深谷市と熊谷市の間、ギリ熊谷領土に位置する工業団地。そういう性質から、そういう人通りとクルマ通りになるってワケだ。住居らしい住居もないし、人はロクに住ンでもいない。そういう用途の場所じゃないから。
まぁね、通り過ぎるコトもあったし遠目からそういう一角があるってコトも知ってたし。だけどそうなンだなぁ、工業団地としてのエリア、ココってこンなに広かったンだなぁ。結構新鮮に映るね。
フト、昔を思い出したね。劇団を辞めてフリーになって、映像方面にシフトして、でも仕事もたまにしか来ないからバイトばっかしてた、その当時を思い出した。
バイトったって肉体労働だ、港湾の荷揚げの力仕事よ。海沿いと陸上との違いはあるけど、漂ってる匂いは似たようなモノがあるわ。
俺が入ってたのはお台場とかその近隣、毎日使えねぇヤローを罵倒するような荒くれな現場。いやいや、ワイルドだったなぁ。でも楽しかったなぁ。慣れたらね、それまでは苦しかったけど。
こういう仕事って、ずっと慣れないままだといつか脱落するモンで、残った人間同士が"仲間"って関係に昇華するワケだ。絆っつーかさ、キツい仕事を共に乗り切った戦友みたいな関係。仕事終わったな、じゃ飲み行くか、みたいな。
この工業団地に来たのが寒い時期だったからだけど、当時の港湾の頃の年末押し迫った時期のコトも思いだしちまったよ。確か、年末の29日だったか30日だったか、急に呼び出しがあってさ。こう、屋根のない船に積ンでる物資をクレーンで持ち上げて移動する作業、そのアシスト役で。今から思えば、山掛け免許が必要な仕事だったのに、シロートの俺にもフツーにやらされたからね。
世間は仕事納めだっつーのに、金のない俺は少しでも稼ぎたいっていうその一心で。何やってンだかなぁ、って。こン時は港の中とは言っても海の上、仲のいいメンツもいない、無性に寒かったね。
もちろん環境によって全然感じ方は変わるけど、でもコレがココのホントの姿かもな、って。実はシビアなのかもな、って。あン時はそう思ったね。
あ、でもさ、カン違いはしてくれるなよ?基本は楽しかったし、勉強にもなった、実は芝居のための肥やしにもなってるンだ。力でやってるだけじゃダメだ、考えなきゃいけない、って。ウン、間違いなく貴重な時間だったね。
まぁ、この工業団地もそうだとは思わない、倉庫と違って工場の中は人もたくさんいるンだろうさ。倉庫って基本がらんどうな空間じゃん?比較的、人は少ないンじゃねぇの?そうね、人がいるいないっつーのはかなりデカいよね。
なンて言いながら、本編にまるで触れない前振りのままにスペースと文字数をかなり使ってちまったい。何ンのためにココに来たのかを書くスペースがなくなっちまったよ。
しゃーねー、この続きはまた明日だな。明日はちゃんと書こう。