体温計はアナログに限りました | 松村マサル子の日常に訊け!

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役者・松村マサル子の日常で起こったことや感じたことを綴ります


今日のTBSラジオ『伊集院光とラジオと』、オープニングフリートークのテーマは伊集院さんが遭遇した体温計の誤作動について。
テレビの撮影で局に入ったンですよ。コロナ渦の昨今、スタジオに入るまでに3回も体温を計るンだよね。まずは局に入る時、次に楽屋に入る時、最後にスタジオに入る時。この3回をクリアしてやっと撮影に臨めるワケ、ね?ところがですよ、楽屋に入る時に計ったらね、38.9℃って出ちゃってさ。
ええ~!ですよ、局入口じゃ36.2℃だったンだよ?なンで急にこンなに?
」。

いや、オレだってね、体温計の誤作動だと思うよ?だけど、もしかしたらってコトもあるじゃん?ホントに急に熱が出ちゃう可能性だってあるじゃん。いや、もしかしたら局入口の方が誤作動してたかも知ンないじゃん。ホント、怖くなっちゃってさぁ。
もう1回計っても38.9、だけど次に計ったら今度は36.2に戻ったのよ。…コレは、ドッチを信用すればいいンだってコトになってさ
。マネージャーと話し合って、だったら20回計って20回連続で36℃台だったらいいってコトにしようって。楽屋でさ、何度も何度も計ってンの、オレ。何やってンだ?って。
でももし、18回目でまた38.9が出ちゃったらどうしたのかね?あ、いや、20回無事にクリアしたよ?そのまま撮影してきたンだけどね」。

ホンット、何ンでこの人はムダにビビるかなぁ。そういうクセがあるンだよなぁ、せっかく面白いのに。コレもこの人の魅力っつーコトになンの?いや、別にいいけど。笑ったからいいけど。
世間一般もそうなのかも知ンない。こう、体温計っつーモンにさ、一種の"権威"を感じちゃうのかもね。出される数値を絶対的なモノとする、みたいな。テストみたいな感じ?
だけど、所詮は機械だぜ?人と違って一つコトしか出来ねぇようなアタマ悪りぃ存在なンだぜ?ンなモンに絶対を求めちゃいけねぇって。そうやって誤作動も暴走だってするモンなンだから。俺?もちろん、そンなモンに頼るこたぁねぇさ。

おうよ、昔ながらの水銀柱、バリバリのアナログで毎朝計ってるぜ。大学の独り暮らし時代から持ってるシロモノよ、30年以上愛用する年代モノだぜ?
デジタルとアナログ、最後の最後はアナログが勝つと俺は思ってるからね。っていうか、取引先の納品で検温させられる場合もあンだけどさ、上のヤツみたいな電子体温計で。なンでか知らねぇけど、ソコの体温計と相性が悪いンだよなぁ。いっつもエラーになっちまうっていう。ちゃんと挟ンでるっちゅーねん!
だから俺は水銀柱が一番信用出来る、電気いらずで計れるのが一番よ。毎日の軽い計測でしかないンだから。

この水銀柱を裏返すとこの通り、なンと仁丹ブランドの高級品だぜ!?っていうか、この仁丹ってあの仁丹なの?あそこってこういうギアも作ってるの?よく分からンな。
だけどさ、最近のドラッグストアでも電子体温計って凄げぇ安く売ってるじゃん?こういう男だから、高級品って意識が強かったし、実際20年前くらいはまだ高かったハズ。逆にコッチの方が希少だわね。今って売ってるのかな、こういうの?かなりのはした金で買えると思うけど。