今時都会にいなくても世界中の情報が手に入ります。
選択肢も数限りなくある、そんな世の中で自分の考えが正しいと思うのはなかなか難しい事だと思っているのですが、そうではない人もたくさんいる、と思い出さされるのも接客業

先日、ご来店予定の日に閉店時刻が近づいてもいらっしゃらない方がいて、これはいつものぎりぎりに来るパターンだなぁと残業を覚悟していました。(キャンペーンの最終日だったので、必ずいらっしゃるだろうと)
案の定、閉店の音楽と共に来店され、すでに他のお客様の手配でわやくちゃでしたが、それを傍に置いて接客。
購入金額に合わせたプレゼントが欲しいけれど、何を買うか全部決まっていないので相談。
欲しい商品にお得なサイズがない!
どうして作らないの⁈
と詰め寄られたりしつつ購入品を決定。
ずっとテレワークで、食料品の買い物には来ていたけど化粧品は久しぶりとの事。
ストレスが溜まっていたのか、いつもギリギリに来てやましいのか、普段よりテンション高めで強い態度でこれはたまんないなー、と思いつつ。
休業中に他のお店でも購入したけれどそれはポイントがついているの⁈と確認させられたり、(いわゆる「やっかいさん」でお得であるとか、損をしたくないタイプのお客様だから他店のスタッフも承知しているので、きちんとデータは作られているのです)、出社したせいでパソコンが重いとか聞かされたり。
何よりげんなりしてしまったのは、
「食料品はずっとやっていたのに、なんで化粧品はやらなかったんですかっ⁈」と言われ、
「食料品はインフラとして大変な中、頑張ってやっていたようですね」とお答えしたのですが、
「化粧品もインフラでしょ⁈必需品じゃないですか⁈」
と言われたこと。
そもそも感染リスクを下げるための、外出自粛。
食料品の担当者達だって大変な思いでやってくれてたんだと思うんですよね。
食べるものは不可欠ですから。
少しでも多くの店舗が営業する事で、ある程度の在庫も確保できますし。
でも化粧品はインフラじゃない。
必要不可欠じゃない。
何か月か使わなかった結果、感染リスクが増すほど皮膚の保護機能が落ちるなんてそれこそ病院に行くレベル。
もちろん、清潔にする、保護機能を上げるという衛生面では非常に役立つと思いますし、精神的なケアとしても役立つものです。
ですがこの状況でそれはない。
しかもご自身はテレワークだし。
他人は自分のためにリスクを冒してでも働くべきだと言ってるのと同じなんだけど、わかってるのかなー、
というか「公衆衛生」の概念が理解できてないんじゃないかなー、と。
色々な方を見てきて思うのが、「自分は正しい!」という事を声高に言う人ほど、いつも余裕が無くて苛々しているんですよね。
そして自分の見た目にもものすごく自信を持っているのです。
自己肯定感って生きていく上で欠かせないものですが、客観性に欠けてしまうとろくなものではない、とげんなりしながら考えてしまいました。
優しい犬種と聞きますが、お店にもいてほしい。
セラピードッグ的な。
お店狭くて昨日も肩ぶつけましたが

