Nocturne Concertante （弦楽とチェロのための協奏曲）

今年（2021）ウクライナで行われたシュニトケ作曲コンクールの本選に入りました。

残念ながらコロナのために、無観客オンラインコンサートとなりました。
オンラインで演奏されたアーカイブがアップされました。

ノクターンというと静かなイメージとなりますが、

この曲は静かで心休まる一般的な曲ではなく、

おどろおどろしい鬼が出てきそうな夜想曲です。

全員がEの音から始まり、グリッサンドと共に拡散して幕開けとなり

民謡的なチェロの独奏が始まります。

日本的なサウンドとシュニトケらしさを交えて魑魅魍魎（ちみもうりょう）な展開、

独奏チェロはマサオ・スペシャル（!?、弓をさかさまに持ってA-C線を弾く）があります。

そして、またEの音で終わります。

クマさんみたいなチェリストDenys Lytvynenkoさん、めちゃ上手いです。

ゴウゴウ弾いてます

チェリストの皆様！

弦オケによる協奏曲ですが演奏してみたい方、ぜひどうぞ！

楽譜を下にリンクをおきました。

（ちなみに私の作品は”演奏に関してのみ”JASRACの著作権料は免除になっています）

Cello : Denys Lytvynenko Conductor : Roman Kreslenko KLK String Orchestra

スコアの一部はこちらです。(score p1-4)

追記（２０２４年５月）
ウィーンの出版社、Universal　Editionで販売されることになりました。サンプルもこちらにあります。

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