ここ数日暑い日が続いていましたが
いかがおすごしでしょうか?
今日の真鶴は涼しいです。
目の前の森から心地のいい風が吹き抜けています。
さて、前回の記事が結構好評で、
たくさんのメールをいただいています。
(メッセージありがとうございました)
前回の記事はこちら
→http://ameblo.jp/masaonoblog/entry-12187612850.html
せっかくなので、
二つほど読者様からのメールをご紹介しながら、
「ありのままの自分を受けいれる方法」についてお伝えします。
ーーーー ここから ーーーーーー
おはようございます。
メルマガ、読みました。
今朝 瞑想をしていて、あることに気づきました。
雑念が浮かびます。
その度に「雑念」とラベリングして、
「戻ります」と言って息に戻っていたのですが、
今朝は雑念が浮かだら、
まず「~って考えてたね」と気づき、
「それでいいんだよ」と認め、
「じゃあまた息に戻ろうね」」と戻る、
というようにしてみました。
それを雑念が浮かぶたびに繰り返していると、
いつもより息に戻った時の感覚が素直であるのに気づきました。
すーっと息に集中できるのです。
さらに繰り返していると、
だんだん満たされたような気持ちになってきました。
そしてとても気持ちよくなってきました。
その気持ち良さの感覚はとても深くて広がりがありました。
で、気づきました。
これは自己受容のトレーニングでもあるんだな、と。
どんな雑念に対しても全て受けとめ許す。
↓
それはどんな自分でも受けとめ許すことになる。
↓
その結果、深い安らぎと喜びが得られる。
そんなことを日記に書きました。
で、メルマガがきていることに気づき開くと、今日の文章です。
リンクしていて驚きました(^o^)/
受容、大事ですよね。自己肯定感のひどく低かった私が、
ここまで浮上できたことに感慨を覚えます。
まだまだ学んでいきたいと思っています。
オンラインコース、楽しみにしています。
ーーーー ここまでーーーーーー
こんにちは。
メッセージありがとうございます。
すごいシンクロですね!
私自身、自己肯定感がひどく低く、
マインドフルネスや心理学を学んで高まったので
共感していただき嬉しいです。
そうなんです。
マインドフルネスは、
「今、ここ」 & 「ジャッジしない」
そんな在り方のトレーニングです。
つまり、自己受容のお稽古なんです。
おっしゃる通り、
自分が感じていることに気づき、
その感覚や感情をありのまま受けとめていくことが、
実は、どんな自分でも受けとめ許すことにつながっています。
(シンプルですが、奥深いですよね~)
今この瞬間、自分が感じていることをジャッジしないとは?
=ありのままの自分を受けいれる
=自分を理解してあげる
=自分を責めない
=思いやる
ということにもつながってきます。
自分がそうだったからわかるのですが、
自分を責める癖がある人は、
瞑想が深まった自分はオッケー。
結果を出している自分はオッケー。
かっこいい自分はオッケー。
でも、
瞑想が深まっていない自分はNG。
結果をだしていない自分はNG。
チャレンジして失敗したダサい自分はNG。
となって、そうじゃない自分を責めています。
「こんな自分じゃダメだ!まだまだだ!」
っていう懲罰的な声と一体化しています。
だから、瞑想でも、日常生活でも、
マインドフルに内側を観察していって、
受けいれたくない自分に気づいてオッケーを出す(=受容)ことで、
自分という、存在そのもの(BEING)を
まるごと認めていくとにつながるのです。
こんな風に、マインドフルネスを実践し、
「気づき」と「受容」を繰り返すことで、
何をしようと何をしまいと自分は大丈夫!
存在そのもの(BEING)に価値があると思えるようになります。
すこし本質的な話になりますが、
よくよくみていくと、
私たちの悩みや、苦しみの根本原因は、
大きく分けて二種類です。
1
「過去」や「未来」に意識が向かって、
「今、ここ」に心が定まっていないとき。
2
自分自身や現状に、
「抵抗」し「責め」ているとき。
つまり、人が悩んでいるときは、
未来や過去のことを頭の中で妄想し、
「こんなの嫌だ!」って思っているときなんです。
つまり、悩みとは、
「思い通りならない!
こんなの受け容れられない!」
と思ってる状態のこと。
もちろん、別にそれは悪いことではありません。
誰にでも受け入れがたいことや、受けいれるのに時間がかかることもあると思います。
でも、過剰に嫌がりすぎる人は、
いつもイライラして、エネルギーが漏れてます。
自分責めが癖になっている人は、
人からどう見られるかが気になり、
ありのままの自分に自信がもてなくてしまっています。
(※ 経験者談)
だから、、、
心の平安を得たければ、
自分に自信を持ちたければ、
自分自身と現状をありのまま受けいれることが大切です。
受けいれるだけでも、不思議と心が落ち着きます。
心が落ち着き、冷静になると、
ものごとをありのまま観ることができます。
すでに終わったことをクヨクヨ考えたり、
自分を責めたり、人のせいにしていることに気づいたら、
今、自分が変えられることに専念していった方がいい。
今あるものに感謝して、
「今できること」に意識を集中させたほうがいい。
そのほうが、成長できるし、
現状を変えていくことができると私は思ってます。
すこし話が自己啓発的なテーマに広がりましたね。
ちなみに、10月からのオンラインコースでは、
こんな感じで質問にもできるだけ答えていきます。
本だけでは伝えられなかったことや、
普段のクラスや講座では伝えられないヨガ以外のことも、
動画や音声をつかって、さらに詳しく解説していくつもりです。
楽しみにしていてくださいね!
それでは次のメッセージです。
ーーーー ここから ーーーーーー
20代女子です。
今回のメルマガよかったです。
やさしい文体で、心に染みました。
以前の私なら、
「そうなれたらいいけど、
実際はありのままの自分を受け入れるなんて難しいなあ~」
と思っていたと思います。
でも、瞑想でネガティブな感情を受け入れるようにしてから、
体と心のこわばりがとれてきて、
ありのままの自分でいいと思えるようになってきました。
吉田さんの本に出会い、
1ヶ月続けていますが、色んな変化を感じてます!
また、こんな吉田さんの文章読みたいです!
瞑想これからも続けてみます!
ーーーー ここまでーーーーーー
お気持ちよくわかります。
私も瞑想やヨガの実践中に、
「受容」的な在り方を意識していったことで、
ネガティブな感情を受けいれられるようになり、
「ありのままの自分で本当にいいんだ!」
と思えるようになってきました。
心と体の余分な力みが抜けると、
心身が柔らかくなり、人間関係も楽になり、
仕事も流れにのるようになりました。
振り返ってみると、
結構、私も自分自身を裁いていたように思います。
それゆえ、体も緊張していました。
そもそも、マインドフルネスを実践する前の私は、
自分が自分を裁いていることにも気づいてませんでした。
そんな経験からわかったことがあります。
それは、、、
自分を責める声をとめるには、
まず「気づく」必要があるということです。
「自分が自分を責めている」
そんなマゾ的なところがあることを自覚することで、
自分責めの癖が激減していきます。
体を緩めるのも同じですね~。
大切なのは「気づき」と「受容」です。
まずは緊張に気づいて認めることが大切です。
小さな「気づき」を繰り返すことで、
それが自己理解、洞察、智慧に変換されます。
余分な力み、ブロックが緩んでいきます。
で、次に大切なのが、
「ジャッジしない」こと。
さらにいうと、
責めている自分を責めない。
受容できない自分を責めない。
つまり、ジャッジしている自分をジャッジしないってことです。
なんでこういうことを繰り返し言うのかと言いますと、
「ジャッジしている自分をジャッジする人」が結構いるからです。
とくにマインドフルネス瞑想をはじめたばかりのころは、
それまで見ないようにしていた自分に気づくようになります。
例えば、
ずるい自分
せこい自分
しょうもない自分
愚痴を言っている自分
他人の成功に嫉妬する自分
それらを受けいれられない自分など。
いろんな自分に気づきます。
それは、もともと内側にあって、
気づく力(アウェアネス)が高まって、
無意識が意識化されていっただけのことですが、
そんな自分の影にも、過剰に反応しないようにしましょう。
ジャッジしている自分に気づいたら、
それをさらにジャッジしないこと。
ジャッジの無限ループを止めること。
それはつまり、ありのまんま受容することです。
自己受容は、
自分を肯定できなくてもいいんです。
ありのまんまの自分を愛せなくてもいいんです。
そんな自分をそのまま受けいれるのが、自己受容です。
例えば、
「ありのままの自分を受け入れるなんて難しいなあ~」
と思ったら、
「ありのままの自分を受け入れるなんて難しいなあ~って思っちゃうよね~
そうだよね、難しいよね~、それでいいんだよ」
「それが今この瞬間の自分なんだね」
ってそんな自分をそのまんま受けいれていきます。
無理にポジティブに捉え直す必要もありません。
『それでいいんだよ。以上。』
です。
こんな風に、
「自分を肯定できない自分」も、
「ありのままの自分を受け入れるのが難しい自分」も、
ありのまま受けいれていくと、それだけでも気持ちが落ち着いてきます。
どんな自分がいたとしても、
何をしようと何をしまいと存在そのものを認めていくと、
徐々に、自分との親密度が増していきます。
自分との親密度が増していくと、自分を肯定したり、
ありのままの自分を愛せるようになるかもしれません。
でも、今の自分を肯定できなくてもいいんです。
ありのままの自分を愛せなくてもいいんです。
自分を責めてもいいし、ぶってもいい。
まずは、そんな自分を素直に認め、
受容的なまなざしを向けていきましょう。
それが現在地に足をつけることにつながります。
現在地に足がつくと、
できないことや、変えられないところは受けいれ、
今、できることをやろう!自分の分を果していこう!
そんな在り方にシフトしていきます。
内側の穴を埋めるための
駆り立てられるような衝動ではなく、
自然な向上心、情熱とつながることができます。
さらに瞑想を習慣化して、深めていくと、
心の働きが静まり、揺るぎなく安定した
ニュートラルな意識(=本当の自分)にリセットできるようになります。
今、ここに100%覚醒して、
現実をありのまま受け容れているとき、
私たちは、悩み、苦しみから完全に解放されます。
それは一時的かもしれませんが、
そのような意識状態にシフトすることは、
慌ただしい日常の中、心身のバランスをとる上で、
非常に重要なことであると思うわけです。
そんなわけで、クラスでも本でも、
今、この瞬間に気づいている在り方を練習し、
どんな自分がいたとしても、認めてあげることをお伝えしています。
(さぁ、また次の執筆の続きにとりかかります)
ではまた!
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参考までに、付属CDの音声を一部、公開します。
トラック1 「瞑想に適した姿勢」
トラック13 身体を感じる(ボディスキャン)
最初の一分間だけですが、
雰囲気だけでも感じていただけたら嬉しいです。
~ 追伸 ~
クラスのおやすみについて。
8/16. 17. 18はお盆休みで休講とさせていただきます。
また少し先になりますが、
10月の第2週と第3週は、すべてのクラスをお休みさせて頂きます。
(2年ぶりに実家福岡に帰ります)
スケジュールはこちらからもご確認できます。
→http://www.masaoyoshida.com/#!schedule/cfvg
それではお知らせは以上です。
ありがとうございました。
素敵な週末を!
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