本日は切り口を変えて、

「ビジネスに活きる!マインドフルネス~瞑想と成功の意外な関係~」

というタイトルでお届けします。


近年、ビジネスの世界でもマインドフルネスが注目されています。

経営学や企業経営におけるリーダーシップ開発、
人材開発の研修プログラムの分野でマインドフルネスが導入されています。

その例をあげると、
グーグル、インテル、ジェネラル・ミルズ、IBM、マッキンゼー、
P&G、 GM、BASF(ドイツ)、リーボック、スターバックス、ゼロックス、米ヤフーなど、
欧米では多くの有名企業が
「マインドフルネス」を社内プログラムとして採用しています。





なぜ今、瞑想がビジネスの世界でこれほど注目されているのでしょうか?


今回は、グーグルを例にあげてみたいと思います。
グーグルの「Search Inside Yourself」という社内研修プログラムは、
社員のEQを向上させることを目的としています。


EQに関しては、すでに本やメルマガの中で何度か解説しましたが、
はじめての方のために簡単に説明すると、

EQとは「Emotional Intelligence Quotient」の略です。
エモーショナルインテリジェンス=心の知能指数といわれます。


では、このEQ(心の知能指数)とはどんな能力なのでしょう?


それは、以下の5つの要素からなります。

1 自分の感情を自覚する力

2 自分の感情をコントロールできる力

3 前向きに考える力

4 相手の感情に共感する力

5 コミュニケーション、対人関係能力


一言でいうと、
自分の感情を把握してコントロールし、
他者の感情を理解、共感したりする能力
のことです。


三つに分類すると、

自分自身を受け容れる力(自己受容)

と、

他人を受け容れる力(他者受容)

と、

自分のネガティヴな自動思考に気づいて、
よりバランスのとれた捉え方、意味づけをする力(思考を選択する力)


です。





では、なぜビジネスの世界で、
EQ(心の知能指数)が注目されるようになったのでしょう?

それは、
EQ(=心の知能指数)を伸ばすことで、
結果として、ビジネスが成功することが明らかになってきたからです。



グーグルの研修プログラム
『Search Inside Yourself』の考案者、
チャンディー・メン・タンの言葉を借りれば、



「EQ(=心の知能指数)を伸ばすと
仕事にいい影響が出るとみんなわかっています」

「そして社員のEQが高ければ金を稼げると、企業もわかっているのです」



つまり、

EQ(心の知能指数)の向上
=ビジネスの幸せな成功


に直結しているということになります。


近年、そんなことが言われるようになった経緯をざっくり説明すると、

欧米の成功者たちを調べていくと、、、
成功者は皆、このEQが高いことが分かってきたそうだす。



でも、その一方で、

超一流大学を卒業して、
頭はいいのに(IQは高いのに)、
社会的に成功していない人たちをリサーチしていくと、、、
このEQが低いことが明らかになりました。


このような背景から、
「頭の良さのIQ」も大事だけど、
「心の知能指数EQ」も高めることが大事!
という流れが生まれたわけです。



もちろん、

成功するにはスキルや頭の良さも必要です。
でも、その土台になるのは、心の在り方(人格)だと私も思います。



ちょっとイメージしてみてください。
学歴があって、頭がよくても、能力もある人。


でも感情の起伏が激しく、
人の気持ちに全く共感できず、
自分が認められることにしか興味がなかったら?


もしかしたら、その頭脳やスキルで、
一時的には成功するかもしれませんね。

しかしながら、
家族や友人、部下との関係がギクシャクしていたら、
長期的に幸せに成功し続けるのは難しいと思います。




反対に、


頭はそこそこでも、
誠実で、素直で、集中力、情熱があって、
自分や他人を思いやることができるとしたらどうでしょう?

会社の部下、同僚、顧客、
周囲の人たちの幸せを願う気持ちを強くもっていたら?

多分、前者の在り方よりも、
長期的にみて成功しやすいように思います。

少しぐらい頭やスキルが足りなくても、
皆に愛され、応援されるのではないでしょうか。




で、

前者から後者の在り方にシフトする鍵が、
心の知能指数(=EQ)の向上であり、

そのEQを高めるトレーニングの手法として、
最も注目されているのがマインドフルネスというわけです。


実際、マインドフルネスを習慣にしている人は、そうでない人に比べ、
他人の気持ちに共感に関連する脳の部分が大きく活性化していることが明らかになっています。



とくにEQはIQと違って、
先天的な要素が少ないそうです。

これはつまり
マインドフルネスの実践を繰り返すことで
後天的にEQを高めることができるというのとを意味します。


自覚(アウェアネス)も、思いやりも感謝力も、
筋トレのようにトレーニング次第で身につけることができるのです。





ここでグーグルの研修プログラム
『Search Inside Yourself』の内容を少し紹介すると、


1 注意のトレーニング
2 自己認識と自制のトレーニング
3 役に立つ心の習慣の創出


の三つが実践されているそうです。


これはそれぞれ仏教の、

1 注意のトレーニング
=今、ここ集中する瞑想
サマタ瞑想

2 自己認識と自制のトレーニング
=自分の内側に注意深く観察する瞑想
ビパッサナー瞑想

3 役に立つ心の習慣の創出
=「この人が幸せになりますように」と祈る
思いやりの瞑想

がベースにあります。



面白い流れだと思いませんか?

仏教やヨガで言われることが、
ビジネスの文脈でも人気になっていることが個人的には嬉しいです。


結局は、

「自分の中の人格を高め、
思いやりや貢献欲求を高めて、

そのような在り方&行為によって、
いろんな豊かさが引き寄せられていく」

というヨガや自己啓発の王道的な考え方が
このような流行のベースにあるように私は感じています。




ヨガや瞑想で、
頭のスイッチをオフにして、
身体の感覚を呼び覚ましていくことで、

自分自身と親密になっていき、
さらに周囲の世界との一体感が深まっていく。

その感覚が深まることで、
結果として、ビジネスもうまく回るようになる。



私自身も瞑想もビジネスも
その楽しさに目覚めたばかりですが、
ぜひこの感覚を次の講座で共有したいと思います。




最後に下記のデータをご覧ください。


(データ引用元:http://campus-h.com/images/meditation_web_survey_CFH.pdf)

このグラフは、瞑想の実践者と非実践者の年収の割合を表したものです。
年収1500万以上の比率はなんと2倍以上!!すごいですね!


というわけで、
最後にワークショップのお知らせ。

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いよいよ明日!!!
【ビジネスに活きる!~マインドフルネス瞑想~】
開催日時:2016年4月29日(金)19:00~21:00
受講料 :5000円 (事前お支払い) 
開催場所:Body,Mind and Spirit Research Lab(BMS R-Lab)
住所:品川区西五反田1-25-1 KANOビル5F

講座の詳細はこちら
→http://www.bodymindspiritresearchlab.com/?p=14463


この講座のお問い合わせ&お申込みはこちら
TEL:03-6409-6504(講座の内容、予約確認、お支払について)
Body,Mind and Spirit Research Labまでお願いします。


現在約20名の方にご予約いただいてます。
あと数名だけご参加いただけます。

先ほどメルマガでも告知したので迷っている方はお早めにどうぞ。

明日の講座は、いつもと違って
自己啓発的なエッセンスを含んだ瞑想の講座になります。

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以上。


今回は、ビジネスの成功と瞑想の関係、
とくに心の知能指数(EQ)に焦点をあてて解説しました。

「これを読む全ての人が幸せになりますように」


そんな祈りを込めながらこの記事を締めたいと思います。それでは素敵な週末を♫


『心の習慣的なパターンを変えれば、
そのパターンが引き起こす態度と情動を変え、
平穏と内なる幸福を見いだすことができる』
byダライ・ラマ十四世

ありがとうございました。

吉田昌生


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