こんばんは
YOGA・瞑想講師の吉田昌生です。

私が考えるヨガクラス論をお届けします。

その前に以前書いた記事をシェアします。
「ヨガのシークエンスのつくり方」に関する記事はこちら
→http://ameblo.jp/masaonoblog/entry-12030951541.html


こちらの記事は、とくにヨガに興味がある方、
インストラクターを目ざす方に向けて書きました。
参考になれば幸いです。


さて、上記の記事でもお伝えしていますが、
私のクラスでは「日常生活で活かせるヨガ」をテーマにしています。


ヨガの智慧を日常生活で活かすために、
以下の2つを大切にしています。


1 心理面 マインドフルネス

2 身体面 チャクラ調整(バンダ)


上記の二つは、ヨガや瞑想の本質部分であり、
心身を健康に保ち、自分らしく生きる(自己実現)うえで
もっとも重要なキーワードだと私は考えています。

なので、

1 「マインドフルネス」を意識して、
  気づく力(アウェアネス)を高めること

2 呼吸法やチャクラ調整をしながら、
  心の働きを止めていくこと


の2点を様々な角度で、
繰り返しお伝えしております。



マインドフルネスとは何か?
どうやってやればいいのか?

バンダとは何か?
どうやってやればいいのか?

に関しては、語りだすと、
また長~くなるのでここでは省きます。


基本的な定義をお知りになりたい方は、
こちらの本のなかでまとめてあります。

「1日10分で自分を浄化する方法 マインドフルネス瞑想入門 (WAVE出版)」
→ http://www.amazon.co.jp/dp/4872907310


もしくは、無料メール講座内でもお伝えしています。
→ http://ma30.xsrv.jp/lp-2/

まだ登録されていない方はリンク先からご登録くださいね。






さて、
話を戻します。

下記の二つの「在り方」、

1 心理面 マインドフルネス

2 身体面 チャクラ調整(バンダ)

を日常生活でも意識していくことで、
人生がよりよい方向に向かっていくと私は確信しています。


とくに、どんな変化が起こるのかというと、
まず自分の思考や感情を調整しやすくなります。

言い換えると、
人生の運転席に座る
ことができるようになるのです。


私自身、ヨガをはじめて、
日常生活でイライラしにくくなりました。


正直言うと、、、

以前は、すごく短気でした。
怒って、物を壊したこともあるほど、
感情的になりやすいタイプだったんです。

そんな自分が嫌いになったり、
突然、気分が落ち込むこともありました。


でも、ヨガに出会って、
姿勢と呼吸を多少なりとも調整できるようになって、
反応的、衝動的になることが激減しました。

イライラすることも減り、
漠然とした不安、後悔によって、
気分が突然落ち込むことも減りました。


たとえば怒り、
イライラを手放す手順を紹介すると、


1 まず、怒りに気づきます。
  (リアルタイムに気づかないと、切り替えることはできません)


2 気づいたら、受容します。
  しばらく味わうか、切り替えるか選択します。


3 手放すと決めたら、、
  姿勢を正し、5呼吸ゆったり繰り返します。
  とくに吐く息を長くしていきます。



つまり、

気づき → 受容 → 呼吸(&姿勢)

たったこの3ステップだけ。
私のクラスでやっていることと全く同じこと。
とっても簡単ですが、効果は抜群です。


もちろん、今でも、
イライラしてなげやりになったり、
文句や愚痴を言ってしまうこともあります、、。

でも、このような智慧に出会ったおかげで、
以前の私と比べると、感情に振舞わされることが減り、
すぐに切り替えられるようになりました。


これはあくまで一例です。

他にも、

イメージをつかったり、

意味づけや視点を切り替えたり、

無意識にしている期待に気づいて緩めたり、

心を調整する手法はいくつかあります。


でも、どれも抽象度をあげると、

「姿勢や呼吸、言葉や考え方を変えて、
感情や気分を方向付けていく」

という点では同じです。


では、なぜ姿勢や呼吸、
言葉(考え方)をコントロールすることで、
自分の感情を調整することができるのでしょう?



それは、心と体はつながっているから。
東洋では、このことを「心身一如」と言います。
日本人にとってはわりと当たり前な概念かもしれません。



そう、私たち東洋には、

「心と体はつながっている(心身一如)」

という考え方をベースにした
伝統(禅、~道)がたくさんあります。

これらは、姿勢や呼吸、所作を通して、
自分の心をより理想的な状態に導くことを目的としています。



言い換えると、

「直接、コントロールしにくい心を、
心と体のつながりを利用して調整していくスキル」

だと言えます。



例えば、

ヨガのポーズで、呼吸に関する筋肉を緩め、
呼吸法で、吸う息、吐く息を調整していくと心が整います。

なぜ、心が整うのかと言うと、
呼吸と心の状態は密接につながっているからです。


また、
バンダで背骨(神経系)を調整していくと、心が整います。

なぜ、心が整うのかと言うと、
背骨と心の状態は密接につながっているからです。


自分の呼吸を整えて、
背骨を、前や後ろに倒したり、
左右にねじったりを繰り返していくことで、
結果として、心の状態も整っていくわけです。


心はつかみどころがないですが、
呼吸や身体、所作、言葉や環境は、
比較的、自分の意志の力で操作しやすいですよね。


呼吸や身体の状態を整えていくと、
「気」の流れが変わっていきます。

「気」の流れが変わっていくと、
結果として、自分の心の状態(思考や感情)も、
間接的にコントロールすることができるようになるのです。



ただ、
すこしマニアックな話になるのを覚悟で、
注意する点を一つだけあげるとすると、、、

コントロールしようとする
操作主義的なDO(修習、陽)のモードだけだと、
心はなかなか静かにならないという点です。


能動的にDO(修習、陽)するモードと、
受容的なBE(離欲、陰)のモードの切り替え、
この二つのバランスが重要です。


なぜこんなことを言うのかと言いますと、


私たちは、
努力すればするほど、
がんばればがんばるほど、
期待や執着を手放しにくくなるからです。
(※経験者談)


たしかに瞑想を続けるのも、
ヨガクラスに行くのも努力が必要です。

でも、瞑想が起こるのは、
それらの努力を放棄した後、
結果に対する期待や執着を手放した後に起こります。



瞑想の本質は、

「今、ここに在ること」


です。

「気づき」や「静寂」
と、
言い換えられるかもしれません。

なので、どこかの段階で、
理想の方向へ向かっていく状態から
「ただ存在している状態」にシフトする必要があります。



あくまで
BE(離欲)のためのDO(修習)。


目的は、

BE = ただ存在している状態、気づき、静寂、空


その前段階、導入部分として、
大いなる真剣さをもって、DO(修習)するわけです。


ここを忘れてはなりません。



って、

すこし説教くさく聞こえたかもしれませんが、
この部分は、あくまで自分を戒めるために書きました。



ざっくりいうと、
「がんばる」と「がんばらない」

この二つのモードを意識していくのが大事。


そして、

私たちの呼吸と背骨が整って、
エネルギーの通り道(チャクラ)が調整され
様々なレベルの気(プラーナ)が循環していくと、

その結果として、
呼吸、身体感覚、心の働き(思考や感情)が鎮まっていきます。



ヨーガの根本経典には、

「ヨガとは、心の働きを止めること」


とありますが、まさにそんな状態。


また、

「小宇宙と大宇宙がつながる」


とも表現されますが、まさにそんな状態になります。


でも、それは特別なものではありません。


常に、「今、ここ」にあり続けます。




ただ、

頭の中のおしゃべりが静まって、

快、不快と分ける心の性質が静まったことで、

それが、よりはっきりと感じられるようになるだけの話です。


より細かく分析するなら
「今、ここ」に注意を向け続け、
「ジャッジしない」という在り方を実践すると、

心にストレス(苦)を生み出す原因
(欲、怒り、迷いのエネルギー)が発生しません。



このとき、それまで自分だと思っていた
「私」の機能がオフになっていきます。

純粋な「意識」だけが残るんです。



ジャッジがなく、

言葉や意味づけもなく、

過去や未来という概念もなくなり、

皮膚という境界線も曖昧になってき、、、

「今、ここ」に満たされた状態だけになります。



もちろん、一時的なものです。


日常生活に戻ると、
また思考はいつも通り湧いてきます。

欲だって全然なくなりませんし、
怒りに反応的になることだってあるでしょう。



でも、この余韻のようなものは
その後も、しばらく持続します。


そして、繰り返すことで、


自動的に湧いてくる頭の中の声と、
それらを観察している「意識」との、
「違い」が、はっきりとわかるようになります。


って、

だんだんディープな話になってきましたね。


こういう話をすると、
自動書記状態になってしまうので、
このへんでまとめたいと思います。




呼吸と背骨が整い、
快適で安定して姿勢になると、
結果として、心が整っていきます。

リラックスと集中力が深まり、
感受性、気づきのセンサーが高まります。

さらに「ジャッジしない」実践によって、
皮膚の内側に安全なスペースが生まれていき、
自分自身と親密になっていきます。


そのような心と身体の在り方によって、
その人の本来の個性が発揮されやすくなります。


呼吸面、身体面での制限、
自分を制限するネガティブな思い込み、
世界や、自分自身に対する誤った捉え方など、、、

それまで遮っていたブロック、
エネルギーを遮るダムが次々と解除され、
その人の本来の個性、潜在能力が発揮されるようになります。

ビジョンや情熱も、
内なる源泉から自然と湧きあがってくることでしょう。


と、まぁ、
あくまで後半は、私の仮説。
自分自身でも、検証している最中です。


いろいろ書きましたが、

私自身は、このような理想を胸に、
日々、実践&指導をしています。


・ 深い瞑想を体験したい方

・ 身体と心のコワバリを緩めたい方

・ 自分の使命(分)とつながりたい方

ぜひぜひクラスでお待ちしております。



最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。



~ 編 集 後 記 ~

一日勉強会&個人セッションの募集は締め切りました。

たくさんのご応募ありがとうございました。


先日撮影した写真と動画が、
ソニーさんのHPで本日公開されました。



「イケメンインストラクターが、
4Kブラビアのリビングフィットネスをナビゲート!」
→http://www.sony.jp/bravia/4k/androidtv/fitness/index.html




イケメンインストラクター、、、
ってすこし照れますけど、、、

稀に言われることもあるので、
そういうことにしておきます(=受け取り上手)

また、さらに嬉しいお知らせ!
『マインドフルネス瞑想入門』の6刷目が本日決定しました。
これも購入&紹介してくださった皆様のおかげです。

いつも応援してくれてありがとうございます。
これからも慢心せずに精進してまいりたいと思います。
ここからしばらく執筆モードに入ります。

感謝

昌生でした。



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