こんにちは、昌生です。

おひさしぶりです。

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このページ内で、
瞑想のメリット、効果を全面に書きました。
結構「方便」を使っています。


「嘘も方便」とかいったりますが、
「方便」とはもともと仏教用語です。


「方便」とは、
サンスクリット語では、upaya

その意味は、

「ある目的を達するための便宜上の手段」

「人を真実の教えに導くため、仮にとる便宜的な手段」


とあります。


「便宜上の手段」とは、


例えば、

屋根に登って景色を見せたい!(悟り=目的)


と思ったなら、

その屋根に上るための「はしご」(手段)
のこと。



また「方便力」という言葉は、

「仏・菩薩(ぼさつ)が衆生を導くのに
臨機応変の手だてを用いる智慧(ちえ)の働き」

をさすそうです。


ようするに、
仏・菩薩(ぼさつ)が人を導くときにも
「便宜上の手段」をうまく選ぶ力のこと。

「人を見て法を説く力」のことだと言えます。


わかりやすく言うと、
相手を見て、どの「はしご」(手段)を使ったら効果的か?
それを臨機応変に選択する力を「方便力」と言うわけです。







「方便」をさらに理解するために、
「法華経」のなかエピソードを紹介します。


ある家族の家が火事にあいました。

火事の家の中には、
まだ三人の子供達が遊んでいました。


しかし、困ったことに、
子供達は遊びに夢中で火事に気づいていません。


父親が慌てて、

「火事だ!!逃げろ!!!!!」


と叫んでも、まだ遊んでいます。


「火事」 = 「危ない」


ということわかっていません。


このままじゃまずい。


子供達が危ない!


ここで火事について説明している暇はありません。



そこで、父親はこう言いました。


「家の外におもちゃがるよ!」


「早く家から出てきておもちゃで遊ぼう!」


すると、子供達は先を争って家の外に出ました。


「僕が先だ!」


「いや、僕だ!!」



ダダダダダダ!!
ダダダダダダダ!!!
ダダダダダダダダ!!!



「あれ、おもちゃどこ!?」


そして、家から出てきた
子供達を父親は泣きながら抱きしめます。


「ごめん、おもちゃなんかないんだ。」



この「火事の家」は「煩悩にまみれたこの世界」を表し、
「父親」は「ブッダ」を表していると言われます。

ブッダは衆生(人々)救うために、
ウソ(方便)を使って、煩悩の世界から救い出した
というお話でした。



本当のことを言っても理解されない場合は、方便も有効です。


「瞑想」とは、

「あらゆる執着を手放し、解脱するための手段である」

って言っても、誰も共感しませんよね??


ヨガで痩せるとか、綺麗になるとか、
瞑想で、成功できるとか、自己実現できるとか、
「現世利益的」なところから入ってもいいと私は思います。


最初は、

「おもちゃあるよ!」

からでもいい。


どうせ、

屋根に登って景色を見せる(目的)


ことができたなら、


屋根に上るための「はしご」(手段)


は必要がなくなるのだから。



というわけで、
そんな逸話にあやかって、
私も「方便」を使ってます。

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この記事があなたのお役にたてたら幸いです。
ありがとうございました。


吉田昌生