ヨガ瞑想講師の吉田昌生です。

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こちらの続きです。

日本一わかりやすい!ヨガ哲学入門
~真我(本当の自分)とは?~

よくわかる!YOGA哲学 偽の自分と本当の自分(真我)



深くて、わかりにくいものを
深くて、わかりやすいに!!


をモットーにヨガ哲学について書いています。



まずは、昨日の例え話と
似たイメージを紹介します。

インドの聖者ラマナ・マハリシは
真我を、演劇の照明に例えていました。


(読みやすいように、すこし編集しています。)


~~ 引用スタート ~~


芝居が演じられている間、

照明はそこにあり

王様であれ、

召使であれ、

踊り子であれ、

すべての役者たち、

またすべての観客に

区別なく光を照らしている。





芝居が始まる前、

上演の最中、

そして終わったあとにも

その照明がそこにあるだろう。




それと同じように、

真我である内なる照明は

自我、知性、記憶、

そして想念に光を与えながら、

それ自体は増大することも減少することもない。



~~ 引用終わり ~~




人生はドラマです。
私たちの本質は「光」です。

「光」は全てを平等に照らします。
年齢も、身分も性別も関係ありません。


これまで舞台上では、何度も何度も、
様々な演目が公演されていきました。

そして、きっとこれからも、
色んなドラマが繰り広げられていくことでしょう。


それが、どれだけ辛い悲劇であっても、
どれほど笑える喜劇であっても「光」そのものは変わりません。


このずっと変わらないもの、
意識(生命)が「本当の自分」です。


...



ここからは、また違った角度から
イメージを膨らませてみたいと思います。


私は誰か?


本当の自分は、純粋意識(生命)です。
でも、それと同時に、私たちには個性があります。


人生という舞台の俳優でもあり、
演出家という側面があるのです。


人生はドラマ。
様々な人物が登場し、
様々なことが起こります。


あなたにとって敵役もいれば、
仲間や恋人役の人も登場してきます。


でも、実は、それも演技。
舞台を降りれば、みんな仲間。

物語では、敵のように見えたあの人も、
実は同じ、一座の仲間だったです。



もしかしたら、
憎み合っていたあの人とも、
演目が終わった後の、打ち上げの席では、、、


「君の迫真の演技、すばらしかったね!」


って言い合ったりしてるかもしれません。



お互いの成長のため、
人生という舞台を盛り上げるために、
そのようなシナリオを設定していただけ、、、


そう考えると、なんとも大掛かりなセットですよね。
海や山、ビル、人、地球を舞台にしながら、
「神」による「神」のための演劇が繰り広げられているわけです。


...



「神」と表現に抵抗があるなら、
「エネルギー」と言い換えることもできます。


物理学の視点でみても、
この世界は一つのエネルギーです。


この宇宙は、生命は、
この心臓や呼吸のように、
広がったり縮んだりを繰り返しており、

すべての現象、細胞も、星も、
生まれて、死んで循環し続けています。



もともと一つだった私たちは、
ビックバンによって、様々な個性に分かれました。


大きな視点でみたら、いまも一つのエネルギーがあるだけ。
常に、現象が移ろい、変化し続けているだけです。


「私」が死んでも、
その宇宙のエネルギーの総量は何一つ変わりません。
「生命」は増えもしないし、減りもしないのです。


また違う生命や物質になって、
新しい体験をすることでしょう。


だから、この視点からみたら、
「死」は「再生」のはじまりにすぎません。


...


こんなことを考えるようになったのは、
24歳のころ、はじめてインドにいったとき。


バラナシで死者が焼かれ、
ガンジス川に流されるのをずっと見ていました。


それまで私は、死体をまじまじと見ることはありませんでした。
本当に、カルチャーショックでした。


とくに驚いたのが、
インド人は悲しむ様子もなく、
むしろ聖地で死んだことを祝福していたのです。


人間だったものが焼かれていくのをずっと眺めながら、

生きるってなんだろう?死ぬってなんだろう?


そんなことをずっと考えていました。


肉体が朽ち果てて、火で焼かれると、
体を構成する分子はバラバラになります。

水蒸気になり、土や雨になり循環していきます。

もしかしたら、呼吸する空気に混じり、
私の体内に入っているかもしれません。


焼け残った肉は、その辺の犬や魚が食べることでしょう。


何一つ無にはならない。

氷は水になっても、水が水蒸気になっても
その分子は完全に消えることなどありませんよね。
すべては、ただ状態が変わるだけです。

万物は流ていく、無常なるもの。



それを変わらないと思っているから苦しむ。

この宇宙から分かれた「個人」があると信じ込んでいるから苦しむ。


と東洋の賢者たちは説いているわけです。



...


最後に素敵な言葉を紹介します。


 ~~ 引用スタート ~~

【自 分】 (安岡正篤)

自分というものは良い言葉である。

ある物が独自に存在すると同時に、
また全体の部分として存在する、
自分の自の方は独自に存在する、
自分の分の方は全体の部分である。

この円満無碍(むげ)なる一致を表現して「自分」という。

われわれは自分を知り、自分を尽くせば良いのである。


しかるにそれを知らずして自分、自分といいながら、
実は自己自私を恣(ほし)いままにしている。
そこにあらゆる矛盾(むじゅん)や罪悪が生ずる。

そういえば、何でもないようで、
実は自分を知り、自分をつくすことほど、
むずかしいことはない。

自分がどういう素質、能力を天賦(てんぷ)されているか、
それを称して「命」という。
 
これを知るのを「知命」という。

知ってこれを完全に発揮してゆくのを「立命」という


『安岡正篤 一日一言』より(致知出版社刊)

 ~~ 引用終わり ~~


私は誰か?このような知識を知り、
それを実践で「実感」に落とし込むことで、
苦しみから解放され、自分の分を果たすことができる。

私は、そのように確信しています。

ありがとうございました。


関連記事はこちら

使命とは? 自分の「分」を果たすこと。





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