こんにちは!

今日は2つのモードの使い分けのお話。
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私は体と心を成長させるために、
二つのモードを意識しています。

その二つとは、陰と陽です。


この陰と陽を、
自分なりに表現すると、


どこかに向かうモード(DOINGモード)と、
どこにも向かわないモード(BEINGモード)です。



もっと噛み砕いて言うと、、、
頑張るモード と、 頑張らないモードです。


これは、
理想や目標を持って行動するモードと、
今の自分、状況を認めるモード
とも言えます。
(このブログで散々書いてきたことですよね。)

過去の私は、どこか遠くを目指してばかりで、
全然、地に足がつかず、なかなか行動できませんでした。


その理由は、この二つの性質を
よく理解していなかったからです。



ヨガでも、修習と離欲。
この二つのモードが重要であると言われますよね。


修習とは、

大いなる真剣さを持って努力、精進し、
自分の限界(エッジ)に向かっていく方向性。


離欲とは、

努力も手放し、今の自分を認め、受け入れた在り方。
完全に「今、ここ」にいて、どこにも行かず、何も目指さない。
ただ「在る」状態です。

後者は、受容や降参(サレンダー)とも言い換えられます。


ヨガ哲学でも、この「DO」と「BE」、
二種類のモードを使いわけることで、
バランスをとりながら、進化することができると言われています。


では次の具体例へ。


...


~体のコワバリを緩めるには?~



ヨガのポーズに例してみましょう。

体を柔らかくしたい場合、

「ストレッチするのが痛い」

からと言って、何もしなければ、
体はずっと、硬いままです。

筋肉のコワバリ、
筋膜の癒着によって、
可動域は制限されたままとなり、
体内の色んな流れがそこでブロックされます。

そのブロックによって、
体は歪み、背骨が曲がり、
呼吸が浅くなり、内臓が圧迫され、
軽いうつや、病気の原因になったりします。



体のこわばり(記憶、経験)癒していくには、
一度、自分の限界(エッジ)に向かっていく必要があります。

まず最初に、
理想や方向性を持ちつつ、
ちょっと頑張る必要があるのです。(DO)


でも、能動的に、頑張り続けると、
余計な緊張が抜けず、ポーズが深まりません。


だから、ある程度いったら、
受信モードに切り替えていったほうがいい。

伸ばそう伸ばそうとするよりも、
すでにある身体感覚を感じる側にまわる。(BE)

すると、体は緩み、ポーズが深まります。



このようにヨガのポーズにおいても、

陽 / 父性 / どこかに向かうモード(DOINGモード)

陰 / 母性 / どこにも向かわないモード(BEINGモード)


この二つを使い分けることで、
より効果的に体を緩めることができるのです。



...


~心のコワバリを緩めるには?~



これは、体のコワバリだけでなく、
心のコワバリを緩めるときも同じ原理です。



例えば、
対人恐怖症
を克服するプロセス。

人が怖いから外に出ることができない人の場合。
何もしなければ、ずっと、怖いまんまです。


でも、勇気を出して、
ちょっと怖いことにチャレンジし、(DO)
そして、そのときの恐怖を受容すると、(BE)
心のコワバリが緩んでいきます。


行動(DO)と受容(BE)のサイクルによって、
この実態のない「恐怖」に免疫がついてきます。


心理学的に表現するなら、
自分の中の「父性」と、「母性」を使い分けるイメージです


誰しも、自分の中に、
父親的な厳しさ(チャレンジ)と
母親的な優しさ(サポート)があります。


または、自分の中の
大人の自分(ヘルシーアダルトモード)と、
弱い子供の自分(脆弱なチャイルドモード)を使い分ける。

と表現できるかもしれません。


いずれにせよ、自分の中の性質の異なる2つのモードを使い分けることで、
心のコワバリ(恐怖の根っこにある信念)を緩めることができます。



では、具体的に何をするのか?


まず、大きなゴールを設定します。
そして、それを小さなステップに分けて、
その時の感情をしっかりと抱えて味わうことをしていきます。



段階としては、


1 近所を歩く。

2 となりの駅までいく。

3 五駅となりの駅までいく。




これができたら、


4 一人で県外にいく。

5 一人で海外にいく。


など。



このように、

「やろうと思えば、できる」

ことをステップバイステップで積み重ねていくことで、
最終的には、「一人で海外にいく」ことができるようになります。



...


~ 自分のあった適度な負荷を自分で与える ~




私たちは、未知の世界に足を踏み入れるとき、
快適領域(コンフォートゾーン)から出るとき、
必ず、「恐れ」や「不安」を感じ、心が揺らぎます。



その「恐れ」や「不安」を受け容れていくことで、
心が鍛えられ、徐々に、心の容器(自我)が大きくなるのです。

心の容器(自我)のキャパシティーを大きくなると、
それまで抱えきれなかった感情を自分で抱えて消化できるようになります。


そして、一旦体験したものは、
それができて当たり前になります。

これこそが変容のプロセスです。



当たり前ですが、
五駅となりに行くのが当たり前の人から見たら、

「そんなの何も怖くないよ!」

って思ってしまいます。



でも、対人恐怖症の人からしたら、ものすごい恐怖です。


この一年間、家から全く出たことない人が、
いきなり一人で五駅となりの駅に行こうとしたらどうなるでしょう?


「自分には無理だ、、、」


って、挫折するかもしれません。


もしも、家から出たことない人が、
1人で海外に行こうとしたらどうなると思いますか?


きっと、気絶するかもしれません。




これは、運動を全くしていない人が、
アシュタンガヨガのサードシリーズをいきなりやるようなものです。

負荷が強すぎるので、体を痛めます。



これは、レベル1の勇者が、
いきなりバラモス(最後のボス)に立ち向かうようなものです。

まずは、スライムから倒してレベルをあげましょう。



このように、よりよい効果を受け取るには、
いきなり難しいことをやろうとせずに、
小さなステップに分けて一歩ずつ歩んでいくこと



「自分のあった適度な負荷」を自分で与え、
それを受容していくこと
がなによりも大切です。



まとめると、


1 最終ゴールから小さなゴールを設定し、毎日やることを決める。

2 自分の今日の限界までチャレンジする(DO)

3 それを一旦、認める、受け容れる(BE)

このプロセスを繰り返すことで人は確実に変容します。

それまで限界だったものが当たり前にできるようになるのです。

今日は、ヨガや対人恐怖症を例にあげましたが、
これは、筋トレ、恋愛や、ビジネスなど、なんでも応用可能です。

ぜひ、ご自分に当てはめて考えてみてくださいね。




では、あなたに質問です。


これから1年後、
あなたが達成したい目標(克服したい課題)は何ですか?




登る山を決めて、ルートを選んだら、
そこから逆算して、小さなステップに分けてください。




今月できることは何ですか?




今週できることは何ですか?




今日できることは何ですか?




今日という一日にできることは、
とても小さいかもしれません。

この小さな一歩を愛してあげましょう。



ありがとうございました。


ps
理想や目標を持つのは大事なこと。
でも、大きなゴールばかりを見続けると苦しくなってくる。

だから、今できることをやったら、
一旦、現状の自分を受け入れ、認めてあげましょう。

そして、今やっていること、
それそのものが人生の目的であるかのように専念し、
成長のプロセス自体を楽しんでいきたいものですね。



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PS
明日は、この話の続きです。
「私の物語」は、その次に公開する予定です。



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