「開く」ということ。
「閉ざさない」ということとは？
あるがままの自分でいることについて。
私も実践中でありますが、
今の私なりの考えを書きますね。
「開く」とは？
「直接認知」すること。
頭のフィルターを通さないということです。
「閉ざす」とは？
頭のフィルターを通すこと。
つまり、言葉や意味をつけたり、
良い悪い、快、不快と、判断をすること。
瞬時に起こるジャッジのまえの、
純粋な刺激、モノ事をありのまま観ている状態。
マインドフルネスとは、
瞬間瞬間、に注意を向け、
意味や言葉もいれず、価値判断もせず、
感じていることを否定も肯定もせず、
あるがまま観察している状態です。
内側の外側の現象を観察しながら、
そのまま受け容れている状態と言えます。
そして、このような意図を向けながら、
ズレたこと、反応していることに気づく視点です。
それは、湧いてくる思いや思考にも気づいてる視点です。
これによって、過去の記憶（スキーマ）による
無意識の奴隷状態、自動操縦状態から自分を解放することができます。
...
私はこれをBEINGモードと読んでいます。
「開く」とは、このモードで知覚すること。
このとき、あれこれ考えておらず、
でも、意識はしっかりと目覚めた感じがします。
ものすごく集中していて、
ものすごくリラックスしています。
（疲れているときは、気持ちよくなって眠くなりますw）
深まってくると、
呼吸をしているのを
忘れているときもあります。
とのとき、
空間全体に広がった感じがします。
無色透明になった感じがします。
「静寂」が深まった感じがします。
それは、歩いているときも、
パワーヨガなど動いているときも同じで、
このモードに切り替わると、
「何があっても揺らがず動じず」
「俯瞰した自分」
「平静さ」
と、つながる感じがします。
...
クリシュナムルティは、
「私は何も気にしない。」
と言いましたが、その視点に近いかもしれません。
禅の言葉で言うと、
「日々是好日」
「塞翁が馬」
何があっても、
「ほう、そうか。」
完全に、宇宙を信頼していて、
お任せ（サレンダー）している状態です。
...
原始仏教や禅、
マインドフルネスでは、
自分の心の変化を内省する習慣によって、
自己洞察が深まり、智慧が生まれると教えます。
そして、
「気づき」
を繰り替えすことで、
「すべては無常である。」
という「悟り」にいたると言われます。
「無常」とは、簡単に言うと、
皮膚の内側も外側も、
すべての現象は変化し続けている。
皮膚の内側も外側も、同じものである。
何一つ変わらないものはない。
という考え方です。
これを「実感」として深めると、
激しい感情も、止まらない思考も
ハードに動いた翌日の筋肉痛と同じように、
「これもまたすぎさる」
と言うことがわかり、
また幸せも、喜びの感情も同様に、
「これもまたすぎさる」
と言うことが分かり、
「智慧」が生まれると言われます。
まとめると、
「無常なるものを観察している視点」を持つことで、
「気づき」が生まれ、「智慧」や「洞察」が深まってくる。
まぁ
「悟り」や「智慧」などという難しい言葉を使わなくても
そういうモードになると、凄く気持ちが楽になります。
自分自身が、妄想などの、不善心所 でいっぱいだったところから
少しだけでも、自分を客観視できるようになったことで幸せが増えました。
だから、この視点、感覚を深めることがヨガの本質だと思ってます。
というけで、今日も、
そんなヨガを広めたいと思います。
クラス前の朝練に行ってきます。
ありがとうございました。
追伸
マインドフルネス瞑想WS＠ロータス８茅ヶ崎、終了しました。
参加して下さった皆様、ありがとうございました！
今回は、「感情」や「思考」について話しました。
ちなみに、今日のブログの内容は、
講座内で紹介した「感情の消化法」で言うと、
感情 → １ 抱えて、感じて味わう（自己受容）
→ ２ 正直な言葉にして話す（他者受容）
→ ３ 防衛規制が働く
（・合理化・抑圧・身体化・アクティングアウトなど）
１の１ 抱えて、感じて味わう（自己受容）です。
１ができると、正直な言葉にして話すしたり、
他者の気持ちに共感（＝他者受容）しやすくなると言われています。
また、
最も健全な感情の消化法は、１、２で、
背後にある信念（スキーマ）を強化せずに、
また身体と心を傷つけずに、感情を流す事ができると言われてます。
自分の気持ちを大切にして、自分らしく生きるためにも、
マインドフルネス瞑想は有効なツールであると私も実感しています。
また次回、さらにパワーUPした講座を考えておりますので、ご期待くださいね！
ありがとうございました。
昌生でした。
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神奈川県（湯河原～真鶴）で活動中のヨガ・瞑想講師
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