昨日は、「ポーズの在り方」について書きました。
今日は実際のクラスを例にあげていきます。
これからヨガ講師になりたい方や、
すでにクラスを開催されてらっしゃる方の
お役に立てる記事かもしれません。
とくに「陰ヨガ」はマインドフルネスの
トレーニングにもすごく向いてますので、
陰ヨガの誘導のポイントとあわせて紹介しますね★
誘導のポイントは、３つあります。
１ ダーゲットエリアを突き止める。
２ 力の入れ具合、抜き具合を調整する。
３ 受信専用に切り換える
です。
１、２は能動的（DO）で、
３は受容的（BE）です。
陰ヨガはホールドが長いので、
とくにこの三つを丁寧に誘導してますが、
その他のヨガでもだいたい同じです。
それぞれ見ていきましょう。
１ ダーゲットエリアを突き止めるとは？
体重の50%を占めていて、400種類以上もある骨格筋の中で、
どこが一番「解放されたがっているか？」を探ります。
とくに疲れている記憶を持っている筋肉、筋は
それなりに強い身体感覚を発しています。
感覚をたよりに、
動きの中で、最初は大雑把、
次第にミリ単位で突き止めます。
「どこが、一番のばされたがってますか？」
「どの角度が、一番身体が喜ばれそうですか？」
などと、聞いたりします。
特定の注意の対象を言うとサマタ的な誘導になり、
質問すると、ビパッサナー的な誘導になりやすいかもしれません。
質問することで、
内側にある身体の奥の疲れ、記憶、
無意識に、意識の光を当ててもらう感じです。
この身体に対するアウェアネスを育むことで、
練習の質が格段に変わってくるはずです。
２ 力の入れ具合、抜き具合を調整する
場所が特定できたら、
その力の入れ具合を調整します。
力を調整するために、ボルスター、
座布団などの道具で力を軽減させてみたり、
重り（サンドバッグ）があるスタジオでは
受動的な圧を増やすために、上にのせたりするのも有効です。
時には、筋肉の収縮弛緩を繰り返したり、
ため息吐きたくなったり、振動させてみたくなるかもしれません。
その場合も、その自発的な衝動を解放していきます。
またポーズをとってるうちに、
身体からの要望も変化し続けることに気づきます。
またその日の天気、
体調、クラスの前に起こった
出来事などによって毎日変わります。
私達の内側で起こっていることは無常です。
素粒子が振動し、細胞は常に入れ替わっています。
だから頭ではなく、
見た目や正しさではなく、
身体の言い分に耳を澄まし、
その感覚の強さを軸にして、
身体とポーズをあわせていくことが大切だと私は思います。
ここでも、問いかけるにも有効です。
「今、何を感じていますか？」
「今、身体の中にどんな感覚がありますか？」
「それは、どんな感覚、質感ですか？」
「それは、どれくらいの強さですか？」
こんな風に、問いかけると、
意識が内側に向きやすくなるので、
より対象に対する心の解像度をシャープにすることができます。
その部位、細胞から脳に伝わってくる刺激、
その強さや弱さ、質感によってポーズを調整していきましょう。
３ 受信専用に切り換える
エリアと力が、ピンポイントで定まったら、
後は、深めよう！とする気持ちも手放します。
つまり、
よりよい状態を目指す状態（DOINGモード）から
ただ存在していることで感じる（BEINGモード）に切り換えることが大切です。
「BEINGモード」とは？
自分の一部、身体の中の刺激や心の揺れ動きに対して、
快、不快とジャッジせず、あるがままを観察している状態。
反応的にならず、
かといって、
無視しているわけでもない。
その「感覚」と、
適度な距離もとって
つながっている状態だと言えます。
「BEINGモード」に以降するポイントは、
無意識に緊張しがちな、眉間や喉の力も完全に手放すこと。
それによって、心と身体をくつろがせ、
より委ねる感じ、明け渡し感じが増してきます。
この委ねた感じをそのままにして、
注意の質を高めていくとより瞑想的になります。
時々、
「今この瞬間に強烈なスポットライトを当てる」
とか、
「今この瞬間、その感覚や呼吸を感じることが
人生の目的であるかのように感じとる。」
「全ての注意を向けて感じる」
と表現したりします。
深くリラックスしながら、全ての注意を向けて感じ取とることで、
「今、ここ」にある状態、覚醒した状態（＝マインドフルネス）になります。
以上です。
ありがとうございました！
また質問があれば、
クラスの前後にでも声かけて下さいね。
まだヨガをやったことが無い方も、
もし興味があれば、お気軽にご連絡くださいね★
昌生でした。
■ 吉田昌生の著 ■
「1日10分で自分を浄化する方法 マインドフルネス瞑想入門」
※呼吸・心を整える瞑想誘導CD付き 吉田昌生 著
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神奈川県（湯河原～真鶴）で活動中のヨガ・瞑想講師
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誘導のポイントは、３つあります。
１ ダーゲットエリアを突き止める。
２ 力の入れ具合、抜き具合を調整する。
３ 受信専用に切り換える
です。
１、２は能動的（DO）で、
３は受容的（BE）です。
陰ヨガはホールドが長いので、
とくにこの三つを丁寧に誘導してますが、
その他のヨガでもだいたい同じです。
それぞれ見ていきましょう。
１ ダーゲットエリアを突き止めるとは？
体重の50%を占めていて、400種類以上もある骨格筋の中で、
どこが一番「解放されたがっているか？」を探ります。
とくに疲れている記憶を持っている筋肉、筋は
それなりに強い身体感覚を発しています。
感覚をたよりに、
動きの中で、最初は大雑把、
次第にミリ単位で突き止めます。
「どこが、一番のばされたがってますか？」
「どの角度が、一番身体が喜ばれそうですか？」
などと、聞いたりします。
特定の注意の対象を言うとサマタ的な誘導になり、
質問すると、ビパッサナー的な誘導になりやすいかもしれません。
質問することで、
内側にある身体の奥の疲れ、記憶、
無意識に、意識の光を当ててもらう感じです。
この身体に対するアウェアネスを育むことで、
練習の質が格段に変わってくるはずです。
２ 力の入れ具合、抜き具合を調整する
場所が特定できたら、
その力の入れ具合を調整します。
力を調整するために、ボルスター、
座布団などの道具で力を軽減させてみたり、
重り（サンドバッグ）があるスタジオでは
受動的な圧を増やすために、上にのせたりするのも有効です。
時には、筋肉の収縮弛緩を繰り返したり、
ため息吐きたくなったり、振動させてみたくなるかもしれません。
その場合も、その自発的な衝動を解放していきます。
またポーズをとってるうちに、
身体からの要望も変化し続けることに気づきます。
またその日の天気、
体調、クラスの前に起こった
出来事などによって毎日変わります。
私達の内側で起こっていることは無常です。
素粒子が振動し、細胞は常に入れ替わっています。
だから頭ではなく、
見た目や正しさではなく、
身体の言い分に耳を澄まし、
その感覚の強さを軸にして、
身体とポーズをあわせていくことが大切だと私は思います。
ここでも、問いかけるにも有効です。
「今、何を感じていますか？」
「今、身体の中にどんな感覚がありますか？」
「それは、どんな感覚、質感ですか？」
「それは、どれくらいの強さですか？」
こんな風に、問いかけると、
意識が内側に向きやすくなるので、
より対象に対する心の解像度をシャープにすることができます。
その部位、細胞から脳に伝わってくる刺激、
その強さや弱さ、質感によってポーズを調整していきましょう。
３ 受信専用に切り換える
エリアと力が、ピンポイントで定まったら、
後は、深めよう！とする気持ちも手放します。
つまり、
よりよい状態を目指す状態（DOINGモード）から
ただ存在していることで感じる（BEINGモード）に切り換えることが大切です。
「BEINGモード」とは？
自分の一部、身体の中の刺激や心の揺れ動きに対して、
快、不快とジャッジせず、あるがままを観察している状態。
反応的にならず、
かといって、
無視しているわけでもない。
その「感覚」と、
適度な距離もとって
つながっている状態だと言えます。
「BEINGモード」に以降するポイントは、
無意識に緊張しがちな、眉間や喉の力も完全に手放すこと。
それによって、心と身体をくつろがせ、
より委ねる感じ、明け渡し感じが増してきます。
この委ねた感じをそのままにして、
注意の質を高めていくとより瞑想的になります。
時々、
「今この瞬間に強烈なスポットライトを当てる」
とか、
「今この瞬間、その感覚や呼吸を感じることが
人生の目的であるかのように感じとる。」
「全ての注意を向けて感じる」
と表現したりします。
深くリラックスしながら、全ての注意を向けて感じ取とることで、
「今、ここ」にある状態、覚醒した状態（＝マインドフルネス）になります。
以上です。
ありがとうございました！
また質問があれば、
クラスの前後にでも声かけて下さいね。
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昌生でした。
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