今日は、「エゴ」と「本当の自分」の見分け方についてです。


最初にお断りしておきましょう。
今日はズバリ、ちょっぴり哲学的な内容となっております。


ヨガ哲学やスピリチュアルにご興味ある方には、割と馴染みのなるテーマですが、
こういうことを初めて聞かれる方には、最初はすこし難しく感じる人もいるかもしれません。


これはヨガで瞑想で「体感」を深めていくことなので、
言語で表現できるものではないのかもしれません。


ですが、なんとなく「頭」で理解しておくことで、
「実践」を通して「体感」で腑に落とすこともできると思います。

私が理解している範囲で、 できるだけ分かりやすくまとめていきますね。



それではいってみましょう!



まずは「エックハルト・トール」の
「ニューアース」より引用します。




ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる-




この本は、鎌倉の人力車時代、
当時のヨガの師であるキャメロンに
すすめられて以来、何度も読みました。
とても影響を受けた本です。


主に、


「エゴとは何か?その性質」や、

「本当の自分とは何か?」

について書かれています。



引用スタートーーー


~エゴから解放される瞬間~


ほとんどの人の思考の大半は
自動的反復的で、意図したものではない。

一種の精神的な雑音で、これといった目的はない。


厳密に言えば、
あなたが考えているのですらない。
思考があなたに起こっているだけだ。


「私は考える」と言えば
意志的な行為を意味する。

自分の意志を働かせることができ、
選択することができることになる。


だが、たいていの人の場合はそうではない。


「私は考える」というのは、
「私は消化する」「私は血液を循環させる」
というのと同じで、文章として成り立っていない。


消化「が」起こり、
循環「が」起こり、
思考「が」起こる。

頭のなかの声は勝手な生き物だ。


ほとんどの人はその声に引きずり回されている。
思考に、心に、取りつかれている。

心は過去によって条件づけられているから、
あなたは何度も繰り返して過去に反応し続けるしかない。


東洋ではこれをカルマと呼ぶ。


この頭のなかの声に自分を同一化しているときには、
もちろんそれがわからない。

わかればもう取りつかれてはいないわけだ。

自分に取りついた相手を自分だと誤解し、
それになりきっているのが取りつかれているということだから。


何千年かのあいだに人間はますます心に取りつかれるようになり、
取りついた相手は「自己ではない」ことに気づかないできた。


心に自分を完全に同一化することによって、
間違った自己意識が――エゴが――現れ出る。


エゴの強固さは、
あなたが――意識が――心
つまり思考と自分をどの程度同一化させているかで決まる。


思考は、
意識 つまり あなたという総体の
ごく小さな側面でしかない。





引用終わりーーー


この引用部分を、
私なりにまとめますね。


ほとんどの人は、
「頭のなかの声」に気がついてません。
今、何を考えているのか自覚がないので反応的になります。


なぜ気がつかないのかと言うと、
「頭のなかの声」と「自分」とを同一化しているからです。


この頭の中で繰り返される「思考」と、
自分自身とを同一化してしまうことで、
「間違った自己意識」が現れます。


この「間違った自己意識」を「エゴ」と言います。


では、どうやって「エゴ」が生まれるのか?

心は過去の「記憶」「印象」(カルマ)から、
「信念(スキーマ)」をつくります。


その自分特有の信じ込みや、条件付けによって、
様々な「思考」や「感情」が、自動的に発生しています。


「思考」や「感情」がエゴになるのは、
あなたがそれらと、自分を完全に同一化したとき、
つまり「思考」や「感情」が「私」になったときです。


全ての「思考」や「感情」がエゴではありません。

エゴとは、「頭のなかの声」を「自分」だと思い込んでいて、
それに気がついていない状態のことです。



「頭のなかの声」は、あなた自身のふりをしますが、
実は、あなたの本質は、「思考」ではないのです。


「思考」は、あなたの一部分であり、
小さな側面でしかありません。



「本当のあなた」は、
それらを見守っている「意識」です。




ということを言っています。






「本当のあなた」は、
それらを見守っている「意識」である!?


これは、一体どういうことなんでしょうね?



いまいちピンとこない方も多いかと思いますので、
次回は、このへんをもう少し詳しく解説していきます。


それまでに、少しだけ考えてみて下さいね(^^)



昌生でした。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


『ヴィンヤサ&陰 ~オープンハート~』


日時 10月30日(木) 午前10時~12時

会場 入船旅館4F


料金:料金 各回 3500円
   月メンバー 2500円 (チケット2回、振替2回分でも受講可)
   2回割引  合計金額から1000円割引致します


ご予約、お問い合わせはこちらまで

masaoyoga@gmail.com



以下は、WSのテーマと詳細です。

ーーー


今回は胸(ハート)を開くことをテーマにします。

なぜ胸(ハート)を開くことが大切なのか?と言いますと、
ここは心と密接につながっており、とくに現代人は呼吸が浅くなりがちだからです。
(通常の呼吸では肺の約3割しか使っていないとも言われています。)



呼吸と心は密接につながっていますので、
呼吸が制限されると、気持ちも制限されたものになりやすくなります。
私は、呼吸が浅くなる原因は大きく分けて二種類あると考えます。



呼吸が浅くなる原因① 身体面  「悪い姿勢」
姿勢を維持するためのインナーマッスルが弱り、姿勢が悪くなり、
その状態で、呼吸筋が緊張したり、癒着してしまうケース
お腹や胸が使えず、「肩呼吸」になるとさらに呼吸は浅くなります。



呼吸が浅くなる原因② 心理面  「感情の抑圧」
またストレスや感情が抑圧されることでも、呼吸筋が緊張します。
感情の抑圧が習慣化されると、ハートが閉じた状態になり呼吸が浅くなってきます。


この2つはヨガによって
根本的な改善が期待できます。


まず①「悪い姿勢」に関してですが、
現代社会では、車社会や機械化の影響から、
どうしても姿勢を維持する筋力が衰えがちになっています、、、。

だから、ヨガで背骨をまっすぐにしたり、
裸足で踏ん張ったりして身体を再教育していくことは、
呼吸や心の状態を理想的な状態に導くためにも、
とても大切なことだと私は思ってます。




そして②の「感情の抑圧」について。

私たちは何かに行き詰まってストレスを感じているとき、呼吸も必ず息詰まってます。
感情や欲求を抑圧する際、呼吸筋群が緊張して、息も抑圧されたものになります。

それは、体内から湧き上ってくる感情の表出を抑えようとする際に、
無意識のうちに、背骨に近い部分(とくにハート)を緊張させて、
気(プラーナ)の流れを抑えようとするからです。


つまり、


ストレス、感情の抑圧 → 呼吸の抑圧 → 呼吸に関する筋肉がかたくなる。


この感情の抑圧が習慣化されると、呼吸が慢性的に浅くなり、
自律神経の働きや、免疫機能を低下させるなど、心と身体の機能を低下させる原因になります。


ヨガの伝統的な教えでも、抑圧された感情が身体の組織に蓄積されて、
生命力を弱らせて、病気を引き起こすこともあると言われています。


また心理学では、感受性が鈍ることで、
ワクワクや喜び、感動や生きている実感が薄れたり、
他人の感情に共感する力が薄れてくると言われていたりします。


なので、いつもクラスで大切にしていることなのですが、
とくに今回のwsでは、胸のチャクラを開く事を目的としています。



前半はビンヤサで、
呼吸にあわせて動いていき、
呼吸筋を開放し、ハートを開いていきます。


後半の陰ヨガでは、

「操作する、思い通りにコントロールしようとする」

ような「DO」のモードをお休みさせていき、
意識的に、なにも、努力しない「BE」のモードでくつろいでいきます。


最後に慈悲の瞑想で、
さらも瞑想に必要な穏やかな心の状態をつくっていきます。


そんなマインドフル&ハートフルなWSです。

メンバーの方、私のクラスが初めての方
ヨガ未経験の方も大歓迎です!

ヨガの後の心の調和、呼吸がものすごくゆったりとしていたり、
心が落ち着いて、安定して、安心した感覚を体験して頂きたいと思います。


深いリラクゼーションを通して、
自分自身にもオープンになり、意識を解放していきましょう。


ではでは、wsやこのテーマに関しても
ご質問がございましたら、お気軽にご連絡くださいね。


ありがとうございました。


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